テーブルいっぱいに広がるラーメンのどんぶり。驚いたのは、その総額だ。なんと6杯で1000円を切っている。物価高の中、この価格にネット上で驚きの声が上がった。

　Xに食事の様子を公開したのは4児の父親である4人のパパ（@poi4ninnopapa）さんだ。

「全部で980円!! 子連れは一蘭最強です」

　12月7日に投稿された画像には、家族6人分のラーメンがテーブルに並べられており、その充実ぶりと総額に驚きの声が続出した。

　一蘭は公式アプリ会員登録により、小学6年生以下はお子様ラーメン無料（大人1人につき子ども5人まで提供）となるサービスを展開しており、「すげー、子供は無料で食べられるんか」「知らんかったー」「家族的には最高」「子供に優しい会社は伸びると思う」「子育て家庭の家計に負荷をかけずに子供が美味しいものを食べられるってめちゃくちゃ良い事じゃん」「一蘭普通は高いけど、子供居たら急に激安ラーメン屋に変貌するんだよね。有り難すぎる」など、大きな注目を集めた。

　4人のパパさんは、5歳の幼児から小学5年生までの4人の子どもを育てている。

「今のご時世で子どもを連れて外食することは経済的にも厳しい方が多いと感じています。子どもが多いとなおさらです。私自身家族を連れて外食となると躊躇（ちゅうちょ）してしまいます」

　物価の高騰が続く中、外食の出費は相当だ。店を絞り、回数を減らしても、簡単に行けるものではない。

「子どもが4人もいると家族を連れての外食は4000円以上することがほとんどです」と、実情を明かした。

　そこで利用しているのが、一蘭の太っ腹なサービスだ。一蘭は無料の理由について、「お子様に取り分けることなく、親御様にご自身のラーメンを楽しんでいただきたい」としている。また、フードバンクや子ども食堂への支援も打ち出しており、子どもに優しい企業を印象づけている。

　4人のパパさんは、基本2か月に1回程度のペースで家族で訪れており、「一蘭の子ども無料ラーメンにかなり助けられています。子どもたちに外食したいと言われても中々連れて行ってあげられない中、一蘭の取り組みで子どもたちの願いをかなえてあげることができるので感謝しています」と、同社の企業努力に感謝した。

　今回の外食では、さらに工夫を凝らし、10月末のLINEギフトキャンペーンで一蘭のラーメン980円を半額の490円で購入した。そのため、お代は夫婦2人分の980円となった。今回のようなお得な食べ方があるため、ギフト券がある間は月に2回は行く予定だという。

　一蘭以外にも、外食費を節約できる方法はないか模索する日々だ。

「例えば12月11～19日までの平日限定になりますが、かっぱ寿司であさりのみそ汁、かけうどん、おにぎり、クリームケーキが82円（税込み90円）で食べられます。それだけでもお得なのですが、PayPayグルメなどの予約サイトを活用するとさらにポイントが還元されます」と説明した（キャンペーンはウェブサイトを要確認）。

　お得に外食するコツについては、「企業のキャンペーンとLINEギフトや予約サイト、組み合わせることによってお得は倍増します。決済の仕方によってもポイントが貯まり、次回の外食費にあてれます」と解説。子どもたちを喜ばせるため、アンテナを立てて情報収集に励んでいる。

　投稿が大きな話題となったことについては、「今回、一蘭の魅力をたくさんの方に知っていただけてうれしく思っています」と喜びを語った。

「子連れで外食は難しいと感じている方には是非お得を活用してほしいです。いろいろなお得を組み合わせるのは最初のうち難しく感じるかもしれません。少しずつ無理なく実践していくのがコツです」

　物価高の中、子育て世代にとって実用的かつ魅力的な企業のサポートは大助かりだ。一方、提供する側の企業にとっても、顧客満足度を高め、将来にわたってリピーターを増やすメリットがある。子育て世代に寄り添った一蘭の取り組みは、多くの人の関心を集める出来事となった。