歌手・白根一男さん、89歳で死去 『次男坊鴉』『花の渡り鳥』などヒット

歌手の白根一男(本名:小池正一 こいけ・まさかず)さんが、喀痰(かくたん)による気道閉塞のため10月10日に死去したことが分かった。享年89。日本歌手協会が8日、書面で発表した。

歌手・白根一男さんが89歳で死去【写真:写真AC】
歌手・白根一男さんが89歳で死去【写真:写真AC】

10月10日に気道閉塞のため逝去

 歌手の白根一男(本名:小池正一 こいけ・まさかず)さんが、喀痰(かくたん)による気道閉塞のため10月10日に死去したことが分かった。享年89。日本歌手協会が8日、書面で発表した。

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 同協会は書面で「2025(令和7)年10月10日23時59分、喀痰(かくたん)による気道閉塞のため、埼玉県の自宅にて89歳で亡くなったことが判明しましたので、ここに謹んでご報告いたします」と、報道各社に報告した。

 白根さんは、1936年1月12日、栃木県栃木市出身。高校在学中の52年、テイチクレコードの新人コンテストで第1位となり、学生服を衣装に翌53年3月『夜霧の酒場』でレコードデビュー。55年には市川雷蔵主演の大映映画主題歌『次男坊鴉』、続く『花の渡り鳥』でその名を上げました。いわゆる男性アイドル歌手のはしりとして、若い女性を中心に高い人気を博した。57年には前年発売の『面影いずこ』で「第8回NHK紅白歌合戦」に初出場。

 59年には創立間もない東芝レコードに引き抜かれる形で移籍し、61年発売の『はたちの詩集』が大ヒットした。さらにリバイバルブームの折、戦前のヒット曲『旅姿三人男』『九段の母』などをカバーしヒットさせ、その後も新曲を発売し、懐メロ番組の常連歌手のひとりとして活躍した。

 さらに、同協会は「BSテレビ東京では1月2日(金)放送の『新春12時間歌謡祭』(12時~24時)に学生服姿で『はたちの詩集』を歌った映像を、1月22日(木)放送の『プレイバック 日本歌手協会歌謡祭』(17時56分~19時)では、過去に出演した『歌謡祭』などのVTRを編集した『白根一男さんを偲ぶ』と題した特別番組を放送することが決定いたしました」と紹介している。

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