【UFC】平良達郎、元王者に衝撃のKO勝利 完全アウェーのラスベガス騒然…次期タイトル挑戦者に浮上

世界最高峰の格闘技イベント「UFC 323」が6日(日本時間7日)、米ラスベガスのT-モバイルアリーナで行われた。フライ級5位の平良達郎(日本)が元同級王者で現2位のブランドン・モレノ(メキシコ)に2R・TKOで勝利した。平良はこれで「UFC」3連勝となり、次期フライ級タイトル挑戦者の有力候補に浮上した。

2R・TKOで勝利した平良達郎【写真:ロイター】
2R・TKOで勝利した平良達郎【写真:ロイター】

ブランドン・モレノに勝利

 世界最高峰の格闘技イベント「UFC 323」が6日(日本時間7日)、米ラスベガスのT-モバイルアリーナで行われた。フライ級5位の平良達郎(日本)が元同級王者で現2位のブランドン・モレノ(メキシコ)に2R・TKOで勝利した。平良はこれで「UFC」3連勝となり、次期フライ級タイトル挑戦者の有力候補に浮上した。

 衝撃の勝利だ。完全アウェーの米国の地で元王者を圧倒した。メキシコ人史上初のUFC世界王者に輝いた実績を持つ相手との対戦に、入場では観客席からブーイングも飛んだが、平良は動じることなく日本国旗を背負ってケージに向かった。

 1Rは三角絞めを狙ったモレノと組みの展開でこう着状態となったが、2Rに一気に試合が動いた。小外刈りでテイクダウンを奪うと、流れるような動きでバックマウントのポジションへ。相手を動けないように固定しパウンドを連打。レフェリーが試合を止めた。敗戦したモレノはぼう然とした表情をしていた。

 試合後には、「UFC! プリーズギブミータイトルショット!」と次戦のタイトル挑戦を要求し、会場からも大歓声が上がった。

 元修斗世界フライ級王者の平良は、18年8月のプロデビューから10連勝を飾り22年5月にUFC初挑戦。いきなり6連勝を飾るなど、世界最高峰の地でフライ級のトップ選手として君臨している。24年10月にブランドン・ロイバルにキャリア初の敗戦を喫したが、直近は2連勝。この日、元王者を突破し、次期フライ級タイトル挑戦者の有力候補となった。

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