今年9月結婚のKing Gnu井口理、メジャーデビュー後初舞台の重圧で毎晩“悪夢” 全せりふ暗記「怖くて」
ロックバンド・King Gnuの井口理が7日、東京・新宿のTHEATER MILANO-Zaで行われた舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』の囲み取材に、共演の矢本悠馬、山崎紘菜、高木渉、入野自由、妃海風、まりあ、脇知弘、明星真由美、小松和重と共に出席した。

『キャッシュ・オン・デリバリー』の囲み取材に登壇
ロックバンド・King Gnuの井口理が7日、東京・新宿のTHEATER MILANO-Zaで行われた舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』の囲み取材に、共演の矢本悠馬、山崎紘菜、高木渉、入野自由、妃海風、まりあ、脇知弘、明星真由美、小松和重と共に出席した。
King Gnuのメインボーカルである井口が初舞台に選んだのは名作コメディー。2023年に映画初主演を果たすなど俳優としても躍進する、今最も勢いのあるアーティストが、メジャーデビュー後初となる舞台出演を果たす。井口は、電力公社を解雇された後、失業手当や家族手当などを不正受給するために、複数の架空の人物を演じて、社会保障省を欺いてきた主人公エリック・スワンを演じる。
開幕して4公演が終わった時点での感想を聞かれた井口は「内容自体がかなりスピーディーですし複雑なので、初日はどうなるかなと思ったんですけれど、皆さんの集中力のおかげでしっかり成功させることができたかなと思っています」と吐露。手応えについては「まだまだっすね……あ、ちょっと違ったかな(笑)」とちゃめっ気たっぷりに笑いつつ、「まだまだ詰めていけるところはあるなと思いつつも、4公演やった中でもお客さんの反応は上々だなと思うので、ここからどんどん仕上げていけたらいいなと思っています」と力強く語った。
また、開幕前に緊張はしていたか尋ねられた井口は「毎晩、悪夢を見てました(笑)。台本がまったく違うものになってたり、違う人とやってたり、普段言われないですけど、矢本くんに怒られたりとか。失敗する夢みたいなのを見ましたね」と告白すると、矢本は「『普段言われないですけど』ってちゃんと書かないと駄目ですよ」と釘を刺した。
そんな井口の座長っぷりについて、矢本は「本読みの時からせりふを全部覚えていらっしゃって、台本を見ずに本読みもそうだし、立ち稽古の1日目から台本を読まずにやられていた姿勢はすばらしいなと思いました」と舌を巻き、これに井口は「僕は結構怖がりなので、プロ意識とかそういうのじゃなくて、普通に怖くて早めに覚えました。3か月くらいかかりましたね。毎日コツコツと」と打ち明けた。
今年9月17日、一般の女性との結婚を発表した井口。King Gnuのメンバーはゲネプロに来てくれたそうで、井口は「みんな『面白かった』って。作品もそうだし、キャストの皆さんもすばらしいので、そこにすごく感動していましたね」と声を弾ませ、これから見に来ようと思っている方々へ「作品もそうですけれども、このカンパニーの皆さんが本当にすばらしい役者さんたちばかりなんで、きっとすばらしいものをお見せすることができるんじゃないかなと思っています。なので、心して笑いに来てくれるとうれしいです」とアピールした。
舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』は同所にて12月21日まで、クールジャパンパーク大阪WWホールにて2026年1月8日~12日まで上演される。
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