【べらぼう】井上祐貴、定信役で「初めて追い込まれた」 新境地に意欲「それを自信に変えて」

俳優・井上祐貴が、松平定信役で出演するNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)の7日放送回(第47回)について、定信が蔦重とどこかうれしそうな表情で話をするシーンに込めた思いなどを語った。第47回では定信が耕書堂を訪れ、以前は出版統制を強化するなどして険悪な関係にあった蔦重を前に「耕書堂は神々の集う神殿(やしろ)であった」と話すシーンが描かれた。

松平定信を演じる井上祐貴【写真:(C)NHK】
松平定信を演じる井上祐貴【写真:(C)NHK】

第47回では耕書堂を訪ねた松平定信が蔦重と2人きりで対話

 俳優・井上祐貴が、松平定信役で出演するNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)の7日放送回(第47回)について、定信が蔦重とどこかうれしそうな表情で話をするシーンに込めた思いなどを語った。第47回では定信が耕書堂を訪れ、以前は出版統制を強化するなどして険悪な関係にあった蔦重を前に「耕書堂は神々の集う神殿(やしろ)であった」と話すシーンが描かれた。

「『耕書堂は神々の集う神殿(やしろ)であった』と、定信は心の底からそう思っていると思いますし、今やっと来ることができたことのうれしさや感動がうまく表現できていたらいいなと思って収録しました。そのうれしさをどれぐらい出すのか、演出の大原さんともすごく話し合いました。

(蔦屋耕書堂へ入った)最初の一歩目、蔦重は後ろにいるので、定信の顔は見えていない。もちろん定信としても後ろの蔦重に表情を見られていないというのも分かっている。『え、やばい出ちゃってるよ定信!』って視聴者の方が、ちょっとツッコみたくなるぐらいの温度感を目指して作らせていただきました。こういう距離感で、この場所で蔦重と話すっていうのはきっと定信も想像もしていなかったことだと思うので、その感慨深さを感じながら、でも自分のプライドも保ちながら、ちょっとした駆け引きみたいなものが行われながら、ちょっとほほ笑ましいシーンになっていればいいなと思いますね。また改めて見てほしいです」

 定信役とはどう向きあったのか。

「あれ、これ自分にできるのかなって本当に何回か思ったんですよ。今までそんな感情になったことがなくて、初めてそういう追い込まれるというか、自分の新たな新境地に出会えたというか、確実に新たな経験がたくさんできたので、それを自信に変えてっていう、そういう感覚にさせてもらえましたね」

 視聴者へのメッセージもコメントした。

「僕が定信を演じさせていただくことによって、『べらぼう』において特別な人物になっていればいいなと、それが皆さんに伝わっていれば、僕はそれが一番何よりうれしいので、ぜひ何でもいいので感想をください(笑)」

 作品は俳優の横浜流星が主人公・蔦屋重三郎を演じ、18世紀半ばに江戸のメディア王として時代の寵児(ちょうじ)となった“蔦重”こと蔦屋重三郎を軸に描く痛快エンターテインメント。

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