レミオロメン、14年ぶり活動再開を発表 結成25周年の節目に全国ツアー開催
スリーピースロックバンド・レミオロメンが6日、約14年ぶりとなる活動再開を発表した。あわせて、結成25周年となる2026年に15年ぶりの全国ツアー『レミオロメン Reunion Tour 2026』を開催することも明らかとなった。

全21公演の『Reunion Tour 2026』、ベスト盤リリースも決定
スリーピースロックバンド・レミオロメンが6日、約14年ぶりとなる活動再開を発表した。あわせて、結成25周年となる2026年に15年ぶりの全国ツアー『レミオロメン Reunion Tour 2026』を開催することも明らかとなった。
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2003年にデビューしたレミオロメンは、『粉雪』『3月9日』『南風』などのヒット曲を生み出し、横浜アリーナやさいたまスーパーアリーナなどでのライブを成功させたが、2012年2月より活動を休止していた。ボーカル・ギターの藤巻亮太、ベースの前田啓介、ドラムの神宮司治の3人はそれぞれの道を歩んでいたが、結成記念日である12月6日、オフィシャルサイトおよびYouTubeチャンネルを通じて“Reunion(再結合)”の文字とともに、復活を告げた。
活動休止中、藤巻は5枚のソロアルバムをリリースし、山中湖交流プラザきららで自身主催のフェス「Mt.FUJIMAKI」を開催するなど精力的に活動。前田は山梨県笛吹市で「笛吹オリーブオイル前田屋」を立ち上げ、国内外の受賞歴を持つ人気ブランドに育てた。神宮司は多数のアーティストのサポートドラムとして活動しつつ、オリーブオイルマスターソムリエの資格も取得するなど多方面で活躍してきた。
オフィシャルYouTubeでは、『雨上がり』『粉雪』のスタジオライブ映像が公開されており、最新の3人の姿を確認することができる。ツアーは26年3月9日に東京・NHKホールを皮切りに、メンバーの地元・山梨YCC県民文化ホールでの2daysを含む全21公演が予定されている。チケットは6日午後9時15分よりオフィシャルサイトでの先行受付がスタートした。
さらに、ツアー直前の2026年3月4日には、これまでの全シングルなどを収録した『SINGLES BEST+』のリリースも決定。詳細は追って発表される。
藤巻のコメントは下記の通り。
「20代の自分を苦しめたのはきっと承認欲求だった。バンドって活動を続けていれば当然上手くいかない時期もある。人生を賭けて頑張れば頑張るほど、その報われない気持ちを分かってほしいと見返りを求めてしまった。そして分かってもらえないと思い込み傷つき、傷つけ距離が生まれてしまった。今なら思う。逆に僕は2人の気持ちを分かろうとしたのか?
あれから14年が経ち、2人の心に耳を傾けたら、むしろ共感することばかりだった。三者三様の挑戦と葛藤があったのだ。そして気づけば、あの頃の承認欲求は僕の中から消え、僕らの止まった時間が動き出した。
人の心って、100kmを3秒で進めたかと思ったら、3cm進むのに14年かかったりもする。でも、わずか 3cmしか進んでいない世界であっても、3人の気持ちがレミオロメンに向かったことが心から嬉しい。その景色の中で一緒に音を出している時間が何より幸せだ。
レミオロメンに携わってくれた全ての方々、レミオロメンの音楽にふれてくれた全てのオーディエンス、何より応援してくださったファンのみんな、本当にありがとうございます!
お待たせしました! も、初めまして! も全部! 14年分の想いを込めて全力で音楽を届けにいきますので、よかったらツアー遊びに来てください。そして何年かかっても全都道府県に行ってレミオの音を届けたいと思っておりますので、ぜひ再出発したレミオロメンを宜しくお願いします」
前田のコメントは下記の通り。
「レミオロメンとオリーブ。音と味に思いの丈を込め、あるがままに生きようと思います。出来るだけたくさん出来るだけ長く、皆さんと一緒に幸せな旅を続けられるよう一瞬一瞬を大切にしていきます。考え始めれば悩みや不安が尽きない毎日ですが、何はともあれ楽しみましょう!僕らが楽しませます!未来はきっと美味しいはず! 早く皆さんに会いたい!ではでは!」
神宮司のコメントは下記の通り。
「2012年の活動休止発表から約14年、バンド結成25年を迎えるにあたり、どんな形であろうとも皆さんに音を届けようと歩みを進めました。各々の活動がある中で、もう一度バンドでの足並みを揃えることはそう簡単ではなく、ここに辿り着くまでには本当に長い年月がかかりました。
今年、数年ぶりに3人で会い、街スタジオで音を出した時に、全員が『早くライブでこの音楽を届けたい』と感じ、僕自身も『あ、レミオロメンだ!』と嬉しくて自然と笑みが溢れていました。
活動休止からこれまで、一個人のドラマーとして活動してきましたが、バンドとは求められるものや必要な要素が全く異なり、本当にゼロからのスタートで悩む事ばかりでした。ですが、これらの出会いや経験は確実に自分を大きく成長させてくれています。
一人一人感じてきたものが、新たなレミオロメンの音楽に繋がっています。ツアーも発表されましたが、皆さんの前で演奏するのは約15年振りになります。長い間お待たせしてしまいました。そして、待っていてくれてありがとうございます。
レミオロメン活動再開です! 共に音楽を楽しんでいきましょう!」
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