安藤なつ、お笑いと“二足の草鞋”の介護は「本当に好きな仕事」 現在も実践「送迎とかデイサービスをたまに」

お笑いコンビ・メイプル超合金の安藤なつが4日、都内で行われた「第3回『人生100年時代の物語大賞』授賞式」に出席。約20年の介護経験から、約20年の介護現場経験を持つ介護福祉士として、人生100年時代を幸せに生きるヒントを提言した。

授賞式に出席したメイプル超合金の安藤なつ【写真:ENCOUNT編集部】
授賞式に出席したメイプル超合金の安藤なつ【写真:ENCOUNT編集部】

第3回『人生100年時代の物語大賞』授賞式

 お笑いコンビ・メイプル超合金の安藤なつが4日、都内で行われた「第3回『人生100年時代の物語大賞』授賞式」に出席。約20年の介護経験から、約20年の介護現場経験を持つ介護福祉士として、人生100年時代を幸せに生きるヒントを提言した。

 高齢者施設の入居者が地元Jリーグクラブを応援することで「支える側」になることを目指す「Be supporters!」活動の一環として行われた、サントリーウエルネス主催の同イベント。第1部では全国の参加施設職員から応募された36作品から、審査会と約1万人の一般投票で選ばれた3作品を表彰、第2部では「人生100年時代を幸せに生きるヒント」をテーマにトークセッションを実施した。

 第1部の授賞式でプレゼンターを務めた安藤。授賞式では受賞作品を朗読し、受賞者に記念碑などを手渡した。受賞作品に出てきた現役Jリーガーの松田佳大と91歳の女性・ヨシコさんとの交流に「推し活楽しいですよね。縁ができているのがとてもいいグループといいますか、皆さんの気持ちが1つになった感じで、すてきでした。おめでとうございます」と受賞者を祝福した。

 その安藤は長年にわたり介護福祉分野の実践経験を持ち、ヘルパー2級および介護福祉士資格を取得、ボランティアも含めると約20年の介護現場歴がある。気になる受賞作は「引っ込み思案だったが、いつしか施設を越えて社会とも関わるようになった女性の阿部さん」を挙げて、「元々引っ込み思案な方が、また違う世界に行ける希望というか、幅ですよね。こういう機会がなければサポーターになることはなかったので、『Be supporters!』の方にはこういうきっかけをどんどん作っていただきたいです」と期待。高齢者が何かに夢中になることに対して「何かのきっかけで楽しいと思えること、福祉関係は人手不足で思い通りにできないこともありますが、こういったことを通して解放できたらすてきだなと思いました」と思いを述べた。

 この日のイベントで何度も紹介された高齢者がスタジアムに訪れて推しの選手を応援することに関しては「楽しそう! 大声を出していい場所ってないじゃないですか。こういう場所では大きい声を出して応援できるので、健康にもいいと思います」と後押しした。

 また、トークセッションのテーマでもある「幸福寿命~人生100年時代を幸せに生きるヒント」というお題について安藤は「私はお笑いと同時に介護のお仕事にボランティアから携わって20年現場にいました」とこれまでの自身の経緯を紹介しながら、「好きぃー」と回答。その理由として「本当に好きな仕事でして、介護とか大変だと知らない方はイメージされますが、自分はその仕事が好きでやっていました。頼ってもらえる介護士になりたいと思ってやってましたしね」と説明。現在は「叔父の施設で送迎とかデイサービスをたまに行ったりしています」と明かしていた。

次のページへ (2/2) 【写真】安藤なつが介護職体験をする実際の様子
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