小阪由佳、洗脳からの決別は「生きるか死ぬかの選択だった」 10年ぶり囲み取材に感慨「涙が出そう」

元タレントの小阪由佳が29日、都内で行われた写真集『until the end~裸洗~』(双葉社)と自叙伝『六本木洗脳』(晶文社)の発売イベントに登場。イベント前に囲み会見に応じ、洗脳されていた当時の自分を赤裸々に明かした。

イベントに出席した小阪由佳【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した小阪由佳【写真:ENCOUNT編集部】

写真集『until the end~裸洗~』&自叙伝『六本木洗脳』の発売記念イベント

 元タレントの小阪由佳が29日、都内で行われた写真集『until the end~裸洗~』(双葉社)と自叙伝『六本木洗脳』(晶文社)の発売イベントに登場。イベント前に囲み会見に応じ、洗脳されていた当時の自分を赤裸々に明かした。

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 2004年の「ミスマガジン2004」でミスマガジングランプリを獲得してから、グラビアやタレント、俳優などさまざまな分野で活躍してきた小阪。09年に芸能界を引退すると、保育園プロデューサーや総合制作会社、芸能事務所cheer leadを立ち上げるなど実業家として華麗に転身し、22年には芸能界に復帰して大きな話題を集めた。

 その小阪が40歳という節目となる今年、17年ぶりの写真集と自叙伝をリリース。写真集はグラビア愛が詰まった最高傑作、自叙伝では炎上や支配と依存の関係、そして回復までの道のりなど、これまでの出来事を自身の言葉で赤裸々につづっている。

 約10年ぶりに報道陣の囲み取材に応じた小阪。「こんなにも大勢の中で話すのは10年くらいぶりなので、違う意味で泣きそうです。緊張して涙が出そうですよ」と感極まった表情を見せながら、「写真集は今の自分を改めて出したいと思いました。自伝の方はとても勇気がいるもので、わざわざ過去の傷を掘り起こすこともないし、自分の中で解決したことだと思っていたので、本を書こうと思ったというよりは、ある日突然、洗脳の方をテレビで見てしまって、その衝撃と恐怖が自分の中で止まらなくて、どうにか昇華しなくてはいけないと思ってペンを取りました」と自叙伝を書こうと思った経緯を説明した。

 続いて「書いていくうちに本にして自分の傷が誰かのためになればと思い、自分の経験は完全に肯定できると思って書かせてもらいました。いろんな意味で消耗して命を削ったので、皆さんの胸を打つ作品になってくれると信じています」とアピールした。

 激太りや他者への攻撃などにも触れ、「あれは(洗脳された人の)コピペ。彼女の言葉のコピペをダーッと出しただけです。正直読んでなくてアップしていたので、確認してから後悔と反省の念、戻れないという感じでしたね」と正直に胸の内を告白。「2年ぐらい洗脳されましたが、お金が尽きました。洗脳されている時は働いてなかったので、貯金が底をついた時に生きるか死ぬかの選択に迫られ、生きる方を選択しました。社会復帰をした時に周りの人は変なことを言わなかったので、彼女はその時に私のことを“奴隷”と呼んでいて、周りの反応を見て違和感を覚えました。身体がピクピクと拒否反応を示したことが決別の日でしたね」と赤裸々に明かしてた。

 自叙伝の執筆期間は2年間だったといい、「情緒不安定になりましたね。周りと話をしていてもポロッと泣き出したりして心配されました。『今、自分を取り戻し中だから』と言いましたが、書き上げた時は感動というか、向き合ったぞ!という気持ちがあったので、書いて良かったなと心から思いました」と充実の表情。現在は「皆さんのおかげでハッピーです」と幸せオーラを漂わせながら、「人に勇気を与えられる40代にしたいですね」と視線は前を向いていた。

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