新たな賞レース『短劇王』、初代王者が決定 エントリー総数4836件…優勝賞金100万円

TBSが主催する「面白さ」「バズリ」という審査基準でショートコント日本一(=短劇王)を決定する大会『短劇王2025』決勝ラウンドの模様が28日からTVer、YouTube、TBS FREEにて配信される。

『短劇王2025』【写真:(C)TBS】
『短劇王2025』【写真:(C)TBS】

TBS主催、決勝ラウンドが28日から配信

 TBSが主催する「面白さ」「バズリ」という審査基準でショートコント日本一(=短劇王)を決定する大会『短劇王2025』決勝ラウンドの模様が28日からTVer、YouTube、TBS FREEにて配信される。

「面白さ」と「バズり」という大会独自の審査基準で王者が決定する本大会は、プロ・アマ、所属会社の有無、芸歴を問わず誰もが参加可能で、撮影した15秒以内のショートコント動画に指定のハッシュタグ「#短劇王2025」を付けて応募者自身のXやTikTokのアカウントに投稿するだけでエントリーが可能。10月初旬のエントリー開始から大きな話題を呼び、一般の動画クリエイターからあの大御所芸人まで、幅広い層から玉石混交のショートコントがエントリーされた。

 そして、麒麟・川島明MCのもと、さらば青春の光の森田哲矢(『キングオブコント』6度決勝進出)、かもめんたるの岩崎う大(『キングオブコント2013』王者)、ヒコロヒー(『女芸人No. 1決定戦 THE W 2021』決勝進出)が特別審査員を務める決勝ラウンドが行われ、エントリー総数4836件の中から、予選を勝ち抜いた103ネタが集結。ついに、「短劇王」初代王者が決定した。

 誰もがSNSに動画を投稿するだけで王者の称号と100万円を手にできるかもしれないという手軽さから、番組冒頭、川島が「史上最もコスパがいい大会」と語った本大会。5ブロック20ネタずつ、間髪入れずにVTRが次々と披露されるとあり、「短すぎてこっちが理解できるかどうか怖い」(森田)、「ちょっと集中して見なあかん」(ヒコロヒー)と、数ある賞レースとはひと味違う意気込みで映像を見始めた審査員たち。そんな彼らを一瞬で爆笑させる衝撃動画から、「ここに来るまでに淘汰されるべきクオリティー(笑)」(岩崎)と困惑させる動画まで、さまざまな角度から見る者の心をくすぐる動画が連投。あの人気芸人から話題のTikToker、全く無名の一般からの参加者など、バラエティー豊かな挑戦者たちにも期待が集まる。果たして、初代王者に輝くのはどの動画なのか。

さらば森田は時間の使い方に注目

 出演者のコメントは以下の通り。

○川島明(麒麟)
「ショートネタ全盛の時代にこういう大会を立ち上げていただいたのはうれしいんですが、これだけ一気に見せられたら、頭おかしくなります(笑)。今までで一番審査員泣かせの難しい賞レースやったんやないですかね。めっちゃ笑ったんですが、何で笑ったのか記憶がない。いいですね、お笑いってこうあるべきです。テレビの賞レースのファイナリストって、やっぱり衣装を着て、照明が当たって、メイクしてもらって、となりますが、このレースはまず『(撮っている)家が小さい』とか、『グリーンバックの布が足りない』とか(笑)、その人の『生活』で笑わせてきたりもする。それぞれの『人生』で笑わそうとしてくるんです。そういう初々しさも可愛らしいし、それがかえって良かったりもする。これはこのレースならではの魅力だと思います」

○森田哲矢(さらば青春の光)
「もし来年もこの大会があるならば、俺も1回自分のフォルダーを見返して、15秒に収まるおもしろ映像がないか、確認しようと思います(笑)。たとえばTikTokとかで、視聴者の皆さんにも今日の100本を連続で見れるチャンネルとかがあったらいいなと思いますね。100本ババッと流れていく感じで一気に見てもらうと、きっとより面白いと思います。この大会には『逃げ切れる』という良さがある。15秒フルで使わずに4秒で逃げ切る人もいて。そういう時間の使い方ができることも面白さだと思います」

○岩崎う大(かもめんたる)
「明日見たらまた全然違う点をつけていると思うので(笑)、自分の審査に全然自信がありません。その時々の自分の中のリズム次第で採点が変わりそうな。手前のネタが次のネタにめっちゃ影響するなとか、そういう、意味のある発見かどうか分からない発見をしました。すごい体験でした。実家で撮る人がいたり、CGを使う人がいたりと、自分の持っている『コマ』をうまく使えば、めっちゃいいものができるんじゃないかな。いろんな人に優勝の可能性があるところが面白いなと思いました」

○ヒコロヒー
「私たちが15秒でネタを作れと言われていた時代とは、作り方が全然違ってきているというのが知れて面白かったです。100組の中で我々が面白いと思う方もいますが、視聴者の皆さんがそれぞれ『こいつおもろいな』と思う方もいらっしゃると思うので、それを追って見てみてもいいんじゃないかなと。わしも家に帰って深く検索しようと思います。投稿者ご本人たちが予想していなかったところが、見てる側からするとなんか面白かったりもして。そういう『いい誤配』みたいなものが起こったことも面白かったですね」

次のページへ (2/2) 【写真】史上最短のショートコント日本一決定戦『短劇王』の審査模様
1 2
あなたの“気になる”を教えてください