SUPER EIGHT、初の武道館公演完走 「人生に恥じないグループでいられるよう」とファンに誓い
SUPER EIGHTが28日、東京・日本武道館で「超八 in 日本武道館」最終公演を開催した。昨年デビュー20周年を迎え、その勢いのままにグループとして初めて「バンドの聖地」でのライブを26日から展開。連続3日間で計約4万2000人を動員し、この日はFAMILY CLUB onlineで生配信も行った。

3日間で約4万2000人を動員
SUPER EIGHTが28日、東京・日本武道館で「超八 in 日本武道館」最終公演を開催した。昨年デビュー20周年を迎え、その勢いのままにグループとして初めて「バンドの聖地」でのライブを26日から展開。連続3日間で計約4万2000人を動員し、この日はFAMILY CLUB onlineで生配信も行った。(取材・文=水谷賀奈子)
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開演時間の午後5時になると、メインステージに向かってアリーナの扉からレッドカーペットが敷かれ、メンバー5人が歩いて登場した。アリーナ中央に設置された360度のメインステージは、2016~17年にかけて行ったコンサート「関ジャニ’s エイターテインメント」以来だ。5人は楽器を手にし、1人ずつ間隔を空けて外側を向いた。そして、立ち位置につくと横山裕が「俺らの青春はこっからやー!」と叫び、『あおっぱな』でライブがスタート。『ズッコケ男道』などの人気の楽曲もバンドバージョンで披露し、普段とは印象の違ったパフォーマンスになった。
続く『ワッハッハー』『l to U』では、アコースティックアレンジで5人が半円を描くように並んで演奏。安田章大による「ご賞味あれ」の合図で始まり、会場をしっとりと温かい空気で包み込んだ。
『ローリング・コースター』では、ドラムを担当する大倉忠義を中心に、ステージ外側のリフターが360度回転する仕掛けが。曲名にピッタリの演出で会場のボルテージはさらに上がった。
MCタイムに入ると、先日久しぶりにメンバーだけで食事に行ったという話題に。14年以来のことのようで、村上信五はおごってくれたグループ最年長の横山に「ごちそうさまでした。おいしいお肉でした」と感謝を伝えた。次は、丸山隆平の支払いですしを食べに行くことが決まっているようで、丸山は「行きますし、食べますし、おすし」とお決まりの“ギャグ”を披露。エイター(=SUPER EIGHTのファンの総称)の笑いを誘った。

TOKIOの『LOVE YOU ONLY』も披露
後半戦のスタート曲『ハリケーンベイベ』は、バンドから一変。5人は青のスーツスタイルに衣装チェンジし、ダンスフォーメーションの立ち位置にスタンバイした。かっこいいスタートになるはずが、MC終わりにこの楽曲の始まりのポージングを説明する流れがあったために、そのポージングでキメるメンバーに向けて、エイターからは笑いが起こっていた。しかし、いざ始まるとダンスパフォーマンスに加えて、カラフルなレーザーとスパークラーによるド派手な演出で魅力。続く『Street Blues』では、紫のライトに照らされながら大人の魅力たっぷりに恋心を歌い上げ、会場はしっとりと甘い雰囲気になった。
再びバンドスタイルに戻ると「武道館といえば」なナンバーのTOKIOの『LOVE YOU ONLY』をさわやかに歌い上げた。『“超”勝手にしやがれ』では、「ニーニニニー」などといったエイターによる掛け声と、メンバーのあおりで見事なコールアンドレスポンス。会場の盛り上がりは最高潮に達した。
そして、横山は自身がチャリティーマラソンランナーを務めた今年の日本テレビ系『24時間テレビ』(8月30~31日)を振り返った。そして、「メンバーが会場でこの曲を歌っていたのを知らなくて。放送を見返して、一緒に自分も歌いたいと思いました。メンバーにお願いして、セットリストに入れてもらいました」と言い、『オニギシ』を5人で歌い上げた。
その後、「おにぎり食べたら、飲みたくなってきたよな。そうだ、みんなで乾杯しよう」との呼び掛けで、『乾杯!!節』を披露。元気良くみんなで乾杯をしたところで、ライブ本編が終了。「来年はもっと会える機会を作りたいと思います」との言葉を口にし、メンバーはステージを去った。
アンコールとして、タオルを手に再びステージに登場した5人。『T.W.L』では歌いながら大きくタオルを振り回し、『友よ』ではストレートな「人生って最高だろう」との歌詞に力を込めた。村上は「20周年を迎えられたのは皆様のおかげです。くじけそうになったことも何度もありました。それでも楽しい未来を想像できるのは当たり前ではないです。あとは、どんなことがあっても大丈夫だと思います。皆さんの人生に恥じないグループでいられるよう頑張ります」と思いを口にした。安田も「これからも『ありがとう』って言わせてください」と笑顔を見せた。5人が一列に並んで手をつなぎ、いつもの掛け声を360度バージョンとして各方面に移動しながら「俺たちが、最高で、最強の、SUPER~?」と呼び掛け、エイターによる「EIGHTー!」の声でアンコールが終了した。
感謝の言葉とともにステージを後にした5人だったが、それでも鳴り止まないエイトコール。ダブルアンコールとして登場した5人は会場を見わたした。そして、大きく手を振りながら歌った『無限大』。最後の最後までエイターを楽しませ、心を震わせて、グループ史上初の日本武道館公演を締めくくった。
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