ジョニー・デップ、日本は「一貫して常に美しい」 米国外で初のアート展開催地に選ぶ
米俳優のジョニー・デップが27日、東京・高輪で行われたアート展覧会「A Bunch of Stuff - Tokyo」記者会見に出席。米国外の同展の初開催地に日本を選んだ理由について語った。

約8年半ぶりに来日
米俳優のジョニー・デップが27日、東京・高輪で行われたアート展覧会「A Bunch of Stuff – Tokyo」記者会見に出席。米国外の同展の初開催地に日本を選んだ理由について語った。
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デップは「開催地は他にも候補があった」と率直に述べつつ、「東京、ひいては日本というのは、自分から見て、とにかく何百年もの間、一貫して常に美しい、すばらしいアートを輩出、発信してきた都市だと思っています。そのため東京にすごく関心がある」と話した。
続けて「東京は、おそらく皆すごく正直に、色々なものに対して、良くも悪くもはっきり意見が分かれる。何かを見たときに、感じて、パッと分かってくれると思う。展示を見たときに『まあまあだったね』という人はいなくて、『ぜんぜんよく分からなかった』あるいは『すごく刺激をもらった』とどちらかで、感性がすごく豊かな場所だと思う」と持論を展開。
東京の人々は「それぞれ感性を持っている。東京はチャレンジだったけど、受け入れてくれてすごく光栄です。世界的に見ても、アートやアーティストを大事にしてくれる場所。とはいえ、自分のことはアーティストだとは決して思っていない。単に、ただ少し絵を描く人間です」と謙遜した。
同席した、同展の共同主催であるパンテオンアートの代表者は「ジョニーは日本人の心を持っているのではないかと思った。日本の人たちの歓迎はすごいですし、ジョニーと日本人のつながりを感じた。なので、なぜ第1回目をニューヨークで開催したのだろうと思った。次回から必ず東京から開催したい」と力強く語った。
今回のイベント出席は、約8年半ぶりの来日後、初の公の場となった。日本国内で今後、約30年ぶりに監督を務めた新作映画『モディリアーニ!』(2026年1月16日公開)のレッドカーペットイベントや「東京コミコン2025」への参加が予定されている。
同展は、ジョニー・デップの作品と創作プロセスを五感で体験できる没入型(イマーシブ型)アート展覧会。米国外では初めて100点以上の作品、私物、貴重なアイテムが東京に運ばれる。30年以上前に制作された自画像から近年の作品まで展示され、ジョニー・デップの内面世界を映し出す。高輪ゲートウェイNEWoMan Southの2階の「+Base 0(プラスベースゼロ)」で、28日から2026年5月6日まで開催予定。
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