格闘技イベント「DAYS Presents DEEP JEWELS 51」が23日行われた。第7試合では月井隼南（フリー）がSAAYA（フリー）に1R35秒でTKO勝ちを収めた。

　月井は“空手世界女王”と知られるファイター。昨年8月にプロMMAデビュー。1勝2敗で迎えた今回の試合は観客を大興奮させる“スカ勝ち”を見せた。

　鈍い打撃音が何発も会場に響いていた。月井はすぐに距離感をつかみ、ステップインしながら強烈な右ストレートを顔面に打ち込む。相手がよろけたところを見逃さず、そのまま左フックを顎にいれ、ダウンを奪った。

　グラウンドに倒れ込んだSAAYAに迫撃のパウンド。パンチ的中率100％、レフェリーが試合を止めた。一瞬の出来事にファンからは「女子で一撃KOってなかなかないのに」「倒れ込む相手への追撃全部当ててるのが凄いセンス」「女子でスカ勝ちはすごい」「すげぇパンチだな」「空手特有の踏み込み」「納得の空手世界一」などの声が上がった。

　一方、重たいパンチを何発も被弾したSAAYAはひとりで立ち上がることができず、2人に支えられ、号泣しながら会場を後にしていた。