アイドルグループ・A.B.C-Z（橋本良亮、戸塚祥太、五関晃一、塚田僚一）が23日、東京・Kanadevia Hall（東京ドームシティホール）で全国ツアー「A.B.C-Z Concert Tour 2025 CRAZY ROMANTIC!」東京公演を開催した。10月にリリースした9枚目のアルバムを引っ提げ、4人の新体制としては2度目の単独ツアー。公演前には4人が取材に応じ、ステージでの手応えや公演グッズ制作の裏話などを明かした。

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　今回のツアーは今月3日の熊本を皮切りに大阪、東京、名古屋で全12公演を予定。客席に降りてファンと近い距離で触れ合う演出、一緒に歌う楽曲も多数盛り込まれているのが特徴で、塚田は「めちゃくちゃいい仕上がりです。ファンの皆さんとの一体感をすごく感じられています」と自信を見せた。

　見どころを問われると、五関、戸塚が胸を張って言った。

五関「普段は大きな装置を使うことも多いですが、今回は“生身のA.B.C-Z”の力で勢いを出すコンセプト。見どころはA.B.C-Zそのものです」

戸塚「僕たちがよりクレイジーになることで、お客さんも心を開放してくれたら。A.B.C-Zのライブは“お客さんが一番演者になれる”場所。お互いで作り上げている感覚です」

　ファンの熱量については、橋本が「年々、声を出してくれるようになったと感じます」と言い、「僕たちは恥ずかしがり屋なので、にゃんにゃん、わんわんとか言わないタイプ（笑）。でも、今回は戸塚さん発信で『盛り上がっていくぞー！』って声を出していたり、みんな殻を破っている感じがします。いいライブだなと思いました」と手応えを口にした。

　話は公演グッズにも及んだ。古着風デザインのTシャツに加え、橋本考案のガラケー型ペンライト「クレロマフォンライト」は“デコれる”仕様でSNSでも話題になっている。

橋本「僕もデコってますし、デコれるように作りました。他グループのファンの方が『A.B.C-Zかわいいの作ってずるい』とSNSで発信しているとすごく気分がいいんです。天才なんですよ」

　筋肉とアクロバット自慢の塚田は、体の維持について「自分でもよく分からないですね。共演するトニセンのお兄さん方からは『大丈夫？　無理しないでね』とアドバイスをいただきます。リハーサルとかでは1度もやらずに本番でやっちゃうタイプなんで」と明かした。それでも、日常のトレーニングについては「週の半分は10キロ走ったり、筋トレも」とストイックな姿勢をのぞかせた。

　メンバーの生活習慣も個性的で塚田は「僕に注目が集まりがちですが、A.B.C-Zは意識高い人が多い。はっしー（橋本）も自分で作ったサツマイモやブロッコリーを現場に持ち込んだり、とっつー（戸塚）も筋トレをしてたり」と紹介。もっとも、戸塚は「僕は常に酒を飲んでます。酔拳の使い手なので、酒で逆に維持してます」とボケ、五関は「僕はどんなに忙しくても毎日ゲームしています」とオチをつけた。