A.B.C-Z、4人体制2度目の単独ツアーで“神ファンサ”連発 橋本が空席に着席、五関は夫婦ファンとトーク

 アイドルグループ・A.B.C-Z(橋本良亮、戸塚祥太、五関晃一、塚田僚一)が23日、東京・Kanadevia Hall(東京ドームシティホール)でコンサートツアー「A.B.C-Z Concert Tour 2025 CRAZY ROMANTIC!」の東京公演を開催した。4人による新体制としては2度目の単独ツアー。今月3日の熊本を皮切りに大阪、東京、名古屋で全12公演を予定している。この日は、“CRAZY(熱狂)”と“ROMANTIC!(トキメキ)”をテーマに制作された最新アルバム『CRAZY ROMANTIC!(クレイジーロマンティック)』の楽曲を中心に、全28曲を披露した。

「A.B.C-Z Concert Tour 2025 CRAZY ROMANTIC!」の東京公演を開催した
「A.B.C-Z Concert Tour 2025 CRAZY ROMANTIC!」の東京公演を開催した

戸塚も男性ファンと“ゼロ距離”で交流

 アイドルグループ・A.B.C-Z(橋本良亮、戸塚祥太、五関晃一、塚田僚一)が23日、東京・Kanadevia Hall(東京ドームシティホール)でコンサートツアー「A.B.C-Z Concert Tour 2025 CRAZY ROMANTIC!」の東京公演を開催した。4人による新体制としては2度目の単独ツアー。今月3日の熊本を皮切りに大阪、東京、名古屋で全12公演を予定している。この日は、“CRAZY(熱狂)”と“ROMANTIC!(トキメキ)”をテーマに制作された最新アルバム『CRAZY ROMANTIC!(クレイジーロマンティック)』の楽曲を中心に、全28曲を披露した。(取材・文=幸田彩華)

歴代の“相棒”は50台超…ベレット、キャデラック、クラウン クラシックカーを乗り継いだ大物ミュージシャンの愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)

 開演2分前。満員の客席から手拍子とともに「A.B.C-Z」コールが始まった。オープニング映像には、メンバーの口元や鍛え上げられた肉体美が映し出された。平成テイストのギラついたEDM『Go CraZy』が流れ出すと同時にライブが幕開け。特効のスパークラーが噴き上がる中、「楽しむぞー!」「CRAZYになるよ!」とメンバーが声を張り上げ、観客を一気にあおっていった。

 2曲目は事務所のイズムを受け継ぐ王道J-POP『NO MORE YOU』。振り付けはロックダンスがベースで、先輩グループからの“DNA”が息づく。A.B.C-Zが令和にリバイバルさせた、どこか懐かしくも新鮮な1曲だ。3曲目は1990年代アシッドジャズな『Groove O’Clock』とリバイバルサウンドを畳み掛け、序盤からファンの心をつかんだ。

 約10年ぶりで、新体制初となる自己紹介曲『A.B.Cra-Zy』では、メンバーの個性が次々と弾けた。五関はカメラに向かってバシッとキメ顔を続連発し、戸塚は客席に向けて全力で手を振る。橋本は片手や両手で顔ハートをつくり、観客を悩殺。塚田は「一番かっこいいのは? 一番優しいのは?」といったあおりでフロアを沸とうさせた。さらに橋本は、「わんわん」「にゃんにゃん」「きゅんきゅん」「ハート」と、客席と怒とうのコールアンドレスポンスを展開した。

 『Crush On You』の後、メインモニターにはメンバーがソファやベッド、キッチンでまったりと過ごしながらスマートフォンで連絡を取り合う映像が映し出される。やがて、「CLUB CRAZY ROMANTIC!」と書かれた場所に集合し、メンバーはギラついたシルバー衣装から、カジュアルスタイルへと衣装チェンジ。『言えない。』を届けた。

 客席を彩ったのは、橋本が考案したガラケー型ペンライト「クレロマフォンライト」。アンテナやボタンまで忠実に再現されたフォルムが光を放った。『Call You Later』では五関が曲前に振り付けをレクチャーし、電話をするように「もしもし」と耳に当てるポーズが盛り込まれていた。

『恋に落ちたんだ』では、メンバーが客席へと降り立ち、観客とハイタッチを交わすなど惜しみないファンサービスを展開。間奏では橋本が2階席、戸塚が3階席へと駆け上がり、フロアを縦横無尽に駆け巡った。満員御礼の客席の中、たまたま空いていた席を見つけた橋本は、そこに腰掛けたまま歌うサプライズを披露。戸塚も男性ファンと“ゼロ距離”で交流したことを明かし、会場を沸かせた。

五関「わたくし!?」 夫婦ファンの“推し事情”に会場ほっこり

 『終電を超えて~Christmas Night』では白とシルバーの紙吹雪が舞い、会場は一気にクリスマスムードへ。MCでは紙吹雪の量に橋本が「滝沢歌舞伎並み」と冗談めかして笑いを誘った。

 その後、話題は“男性ファン&子どもファンの増加”に。五関が1列目の夫婦に「お父さん、どなた推しなんですか?」と問いかけると、返答は“五関推し”。五関は「わたくし!?」と目を丸くした。隣の奥様は“箱推し”だと明かすと、「奥さんが箱推しで、お父さんが私って珍しいですね」とさらに仰天。橋本も「確かに珍しい」と言った。きっかけを尋ねると、夫妻は「ダンス」との回答。五関は「ショート動画でふざけてるのより、ちゃんと踊ってるほうが再生数伸びる」と満足げだった。

 この日は後輩アイドルグループ・KEY TO LITの中村嶺亜や、ジュニアの佐野斗真が来場していたことも紹介された。また、シングルのカップリング曲をすべて収録した配信アルバムのリリースが発表されたほか、CS放送・TBSチャンネル1で来年1月31日に最新コンサートツアーが放送されること、地上波のTBSで1時間特番が放送されることもPR映像とともに明かされた。とりわけ、地上波特番の発表にはひときわ大きな歓声が上がり、戸塚は「デビュー発表くらい声援が上がった。びっくりした」と驚きを隠せない様子だった。

 セット転換後の後半戦では、黒シャツ×黒パンツに白のラインが入ったジャケット&パンツスタイル。『Cocktail』では、4人とも黒サングラスを掛け、クールでミステリアスな雰囲気を漂わせた。

 白幕や風、煙の演出が映える『鈍学塁功・DONGAKU-RUIKO』ではマイクスタンド歌唱を披露し、間奏では塚田がアクロバットを連発。『Perfect Sky』はサビのほとんどが「Wow」で構成され、会場と共に歌うことで楽曲が“完成”した。

 アンコールでは、五関&塚田が客席の上階に登場。『僕には空がある』『頑張れ、友よ!』を歌い上げた。ラストは戸塚の「せーの」の合図で、観客が「すっごく大好き!」とコール。約2時間に及ぶステージは熱気に包まれたまま幕を閉じた。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください