中山忍、姉・美穂さんとの“最初で最後の姉妹共演”回顧「泣いちゃう、ごめんなさい」

俳優の中山忍が22日、都内で行われた映画『ガメラ 大怪獣空中決戦』4K HDRドルビーシネマ復活上映の記念舞台あいさつに、金子修介監督とともに登壇した。

イベントに登壇した中山忍【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した中山忍【写真:ENCOUNT編集部】

『ガメラ 大怪獣空中決戦』で日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞、授賞式で共演

 俳優の中山忍が22日、都内で行われた映画『ガメラ 大怪獣空中決戦』4K HDRドルビーシネマ復活上映の記念舞台あいさつに、金子修介監督とともに登壇した。

 1965年11月27日が公開され、空前の大ヒットを記録した怪獣映画『大怪獣ガメラ』。その後もシリーズが続き、昭和には計8作品が公開され、平成には、“平成ガメラ3部作”と呼ばれる4作品が公開。2023年にはアニメ化されるなど、現在も国内外のファンを魅了している。

 1995年に公開された“平成ガメラ3部作”の1つである『ガメラ 大怪獣空中決戦』で、鳥類学者の長峰真弓役を演じた中山。この日集まったファンの前に立つと、「30年前の公開時にはこういう日を迎えられるとは予想できませんでした」としみじみとあいさつした。

 中山は本作で、日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞。そして同じ年の主演女優賞には、『ラブレター』(岩井俊二監督)に出演した姉の中山美穂さんが輝いている。当時を振り返って「姉妹共演、公の舞台で姉妹そろって立つというのが、結果的にあの時が最初で最後になってしまった」といい、「当時女優として頑張っていけるのか迷いもあったので、芸能界入っていただけた賞が、女優賞だったので勇気をもらったんです」と回顧。

 続いて「あの映画に出会えたこと、姉が主演女優賞を『ラブレター』でいただいて、最初で最後になったけど晴れ晴れしい場所で、姉妹で並んで立てたこと、ガメラや監督、長峰真弓という役に出会えたこと。30年たって、みなさまにここでお礼を伝えたい。ありがとうございました」と感謝。そして「泣いちゃう、ごめんなさい」と話すと、瞳をうるませた。

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