今井翼、主演映画の全セリフ覚えきって現場入り「相手のセリフも全部覚えた」
俳優の今井翼が21日、都内で行われた主演映画『月のこおり』の初日舞台あいさつに登壇した。撮影などを振り返った。

主演映画『月のこおり』の初日舞台あいさつ
俳優の今井翼が21日、都内で行われた主演映画『月のこおり』の初日舞台あいさつに登壇した。撮影などを振り返った。
同作は、作詞作曲家、シンガー、映画監督、脚本家をこなすマルチクリエーターの堂野アキノリ監督が手がけたラブストーリー。妻子がありながらも、特別な気持ちを抱え、女性ジャズシンガー・小春(すみれ)の成長を収め続ける写真家・北村竜次(今井)の9年間におよぶ大人の恋を描く。
今井は「この作品は、昨年札幌を中心に撮りまして」と切り出し、「準備したと言うよりかは、『現場に入ってから、その空気感を大事にしたいな』と思いまして、自分なりに、けっこう長いセリフがあったりだとか。短期間での撮影だったんですよね。札幌で5、6日の集中した撮影で、朝から晩まで撮影して、そこからまたセリフを覚える、という作業をしたくなかった。札幌に行く前から、東京で全セリフを覚えまして」と告白。
MCが「すごい。5~6日間のやつ(セリフ)を最初に全部叩き込んで!?」と驚くと、今井は「はい。気がついたら、入ってましたね(笑)」と言い、「ガンガン、ストイックにやってましたね」と振り返った。
セリフ覚えは楽しむくらいの気持ちで行っていたのかと問われて「いや、だいぶ追い込まれている気持ちもありましたね。台本は必ず、現場に立ったときに、セリフに執着されるのではなくて、『この作品の空気感とか、現場の空気感とか、そういったもの全てをモノにしたい』という思いがあったので、そういう準備をしましたね」と述べた。
札幌でのエピソードを問われて「セリフを覚える作業がないので、撮影が終わったらすぐ、ロケバスのドライバーさんに『すみません、近くの寿司屋に連れて行ってください』と(お願いした)。毎晩寿司屋でちびちびやってましたね」と述懐。「北海道は食べ物がおいしい。しんどい思いをしたけど、相手のセリフも含めて全部覚えたので『ああ、1つのご褒美だな』と思った」と語り、会場から驚きの声が上がった。
同舞台あいさつには、すみれ、堂野アキノリ監督も出席した。
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