蒼井優、芝居から離れようと思った過去「向いていない」 転機は山田監督からのオファー「感謝しています」
俳優の蒼井優が21日、都内で行われた映画『TOKYOタクシー』初日舞台あいさつに倍賞千恵子、木村拓哉、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴、山田洋次監督と共に出席した。

一度は「心が追いついていかない時」も経験
俳優の蒼井優が21日、都内で行われた映画『TOKYOタクシー』初日舞台あいさつに倍賞千恵子、木村拓哉、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴、山田洋次監督と共に出席した。
山田監督91作目となる『TOKYOタクシー』は、毎日休みなく働いているタクシー運転手の宇佐美浩二(木村)が、ある日、85歳のマダム・高野すみれ(倍賞)を東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設に送るまでの道のりで起きた出来事をハートフルに綴った物語。蒼井は倍賞演じるすみれの若かりし頃を演じている。
蒼井はこれまで山田監督作品は、何作も出演しているが、本作が奇跡を描いた作品にちなみ「忘れられない奇跡的な出会い」について聞かれると「山田洋次監督です」と即答。「最初『学校』という作品のオーディションを受けたのですが、その時は落ちてしまったんです。それでも山田監督の作品が大好きで、ずっとその後も作品を拝見していて。でも自分はあまりお芝居やこういう世界に向いていないなと思って、一度心が追いついていかない時があったんです」というエピソードを明かす。
さらに、蒼井は「一度立ち止ろうと思って仕事を1年間ぐらいお休みしていた時期があったのですが、やっぱりお芝居が好きかもしれないと思い出した時、山田監督から『おとうと』という作品のオファーをいただいたんです」と語ると「人生で一度は山田監督の作品に出てみたいという気持ちがあり、そこでまたお芝居の世界に連れてきてもらったんです。とても感謝しています」と山田監督との出会いが大きな転機になったことを述べていた。
そんな運命的な監督作品に再度出演した蒼井は、「今回は『TOKYOタクシー』というタイトルですが、日本にはあと46道府県あります」と笑うと「北海道タクシーでも、新潟タクシーでもできますよね。いろいろな県で木村さんが運転している姿が見たいです」と木村の方を向く。すると木村も「ならやろう」と同調し会場からは大きな拍手が巻き起こっていた。
あなたの“気になる”を教えてください