お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルが21日、吉本興業・東京本部で行われた『野田クリスタル初セクシーカウントダウン in TOYOTA ARENA TOKYO』の開催発表記者会見に登壇。大みそか（2025年12月31日）に開催されるビッグイベントの概要を明かした。

　今年2月に東京ドームシティホールで実施した初コンサートでは、3000人収容の会場に対して観客は相方の村上、ただ1人。配信トラブル、派手な特殊効果など、見ている人を混乱の渦に巻き込み、SNSでトレンド入りするなど大きな話題となった。大みそかは、1万人収容のTOYOTA ARENA TOKYOという大舞台。再び無観客オンライン配信かつ初のカウントダウンライブへの挑戦となる。

　セクシーなオーラをまき散らして登場した野田は、開催の経緯について「TOYOTA ARENAというとても大きい場所が空いていて、『どうですか吉本さん？』と投げられたんでしょう。あのキャパを埋められる芸人はカウントダウン（のスケジュール）が埋まっている。もしくは旅行に行っている。という理由でキャスティングが決まらなかった。そこで声がかかりました」と話し、「過去に無観客ライブを成功させている野田クリスタルがTOYOTA ARENAでやったらどうだ。無観客だとスタッフの数も少なくて済むということで、いろんなことがマッチしてカウントダウンライブをやるしかないとなりました」と説明した。

　2月の初コンサートを振り返り、「開始40分配信ができずというトラブルがあった。無観客無配信という」とハプニングをカミングアウト。「いろんな奇跡が重なって伝説のライブになった。あの時の感動をもう1度スケールアップして、TOYOTA ARENAで僕は何ができるのか挑戦してみたい。今回はチャレンジですね」と思いを語った。

　有観客での開催も可能だったが、無観客にこだわった理由を聞くと、「マヂカルラブリー、野田クリスタルというのは無観客、配信ライブが始まった時から活躍し始めた。2020年初の無観客のR-1グランプリで優勝、そしてM-1グランプリも優勝できた」と回想。「無観客に非常にお世話になった芸人である、というのが1個の口実でございます」と明かすと、「キャパが1万近くあるので空席が目立つ。目立った場合の対策。そういう懸念点がありまして、無観客にしました」と2つ目の理由を述べた。

　初コンサートの際は、配信のチャット欄に「金返せ」というコメントが多数見られたことをツッコまれると、「前回は『何を見せられるんだ』『金返せ』『何だったんだあれは……』とライブが終わったあとも、ずっとそのコメントが大量に続いた。そういった声も上がるだろうなと想定はしていたのですが、いろいろ重なって大暴動が起きました」と苦笑。「今回はそうは言っていられない。金返せじゃなくて、『セクシーすぎる』で埋まるんじゃないですかね。今回は相当レベルが高いので大丈夫だと思います」と胸を張った。