森田望智、27年度朝ドラ主演決定は「青天の霹靂」 10代から落ち続けたオーディションの末に大役つかむ

俳優の森田望智(もりた・みさと)が、NHK2027年度前期連続テレビ小説『巡(まわ)るスワン』の主演を務めることが21日、発表された。脚本はお笑い芸人としても活躍するバカリズムが担当する。

会見に登壇した森田望智【写真:ENCOUNT編集部】
会見に登壇した森田望智【写真:ENCOUNT編集部】

脚本はバカリズムが担当

 俳優の森田望智(もりた・みさと)が、NHK2027年度前期連続テレビ小説『巡(まわ)るスワン』の主演を務めることが21日、発表された。脚本はお笑い芸人としても活躍するバカリズムが担当する。

 29歳の森田は、「朝ドラという大きな歴史の中のバトンの1つをお預かりできることを、すごく光栄に思っています」と心境を吐露。朝ドラのイメージについて、「前向きで、生きる希望が湧いて、明日も頑張るぞって気合いを入れたり、そんなイメージがありました。今回は日常に溶け込むような作品になるのではと感じています」と語った。

 主演オファーを受けた際は「びっくり、びっくり、びっくり……な気持ちで、本当に驚きました」と笑顔。「なぜ私なのか分からなくて。自分で言うのも何ですが、特別キラキラしているわけでも、かわいいわけでも、突出した才能があるわけでもないので」と謙遜しつつ、「当たり前の日常をそれとなく頑張って、友達とご飯を食べて楽しんで……そんな“共感性のある主人公”ということで、これだったら私にものすごく近いかもしれないなと思いました」と納得したことを明かした。

 主演決定を知らされたのは約10日前。取材だと思い会場を訪れると、制作統括の桑野智宏氏らが待ち構えていたという。「『どういうこと聞かれるか分かっていますか?』と聞かれて、事前にいただいた情報を言ったら『違います。2027年度のヒロインが決まりました』とサプライズで伝えられました。本当に“青天の霹靂”とはこのことかというぐらい。顎関節症になるんじゃないかっていうぐらい驚きました」と振り返った。

 さらに、森田は10代のころから何度も朝ドラのオーディションを受けてきたが「大体書類で落ちていた。誰ですか、落とした人っていうぐらい」と苦笑。「ご縁がないものだと勝手に思っていました。だからこそ、『おかえりモネ』の清原果耶さん、『虎に翼』の伊藤沙莉さんといった同世代で先頭に立って頑張ってる姿を見てきているので、ものすごく尊敬と、ものすごく怖さもあります。彼女たちにも負けないように、NHKでお世話になった皆さんにも恩返しができるように頑張っていかなくては」と気を引き締めた。

 最後に「まず両親に伝えたいと思っています。桑野さんに『言わないで』と言われていたので、真っ先に電話をかけようと思います」と笑顔で語った。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください