ONEでKO敗戦の青木真也、今後のRIZIN参戦は「厳しい」 榊原CEOが言及「10周年のタイミングしかなかった」

格闘技イベント「RIZIN」は20日、都内で記者会見し『RIZIN師走の超強者祭り』(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の追加カード3試合を発表した。会見後に取材に応じた榊原信行CEOは、今月16日にアジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」が開催した「ONE 173」で敗戦した青木真也(42=フリー)について言及。今後のRIZIN参戦については、「なかなか厳しいと思う」と率直に語った。

取材に応じた榊原信行CEO【写真:ENCOUNT編集部】
取材に応じた榊原信行CEO【写真:ENCOUNT編集部】

「何か縁があれば向き合いたい」と実感を語った

 格闘技イベント「RIZIN」は20日、都内で記者会見し『RIZIN師走の超強者祭り』(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の追加カード3試合を発表した。会見後に取材に応じた榊原信行CEOは、今月16日にアジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」が開催した「ONE 173」で敗戦した青木真也(42=フリー)について言及。今後のRIZIN参戦については、「なかなか厳しいと思う」と率直に語った。

 青木は、今月16日に開催されたONEの日本大会「ONE 173」で手塚裕之に2RでKO敗戦。直前には、RIZINから大みそか大会でライト級王者・ホベルト・サトシ・ソウザとの一戦をオファーされていたが、交渉の末決裂していた。

 会見後に取材に応じた榊原CEOは、今後の青木のRIZIN参戦について記者に問われ「まあ無理でしょ。僕らからすると、この10周年の締めのタイミングで、やっぱり最初のスタートアップの時に桜庭(桜庭和志)と青木が一つの時代を締めくくったと僕は思っている。その当時はまだ30そこそこだった青木が10年の時をへて出てくるっていうのが、青木真也のドラマを僕らがきっちりRIZINらしく、彼の生き様を表現してあげるにはここしかなかったんですよ」と厳しい表情で口にした。

 そのうえで「まあ本人はやる気あったと思いますよ。ただ契約上の問題でいろいろあったようなので。仕方ないんじゃないですかね。2026年、新しい時代を進めていく中で青木真也という選手をRIZINとして必要とするかっていうと、なかなか厳しいかなというふうには思います」と今後のRIZIN参戦は現状では厳しいと語った。

 しかし、最後には「影響力のある選手ではあるし存在感のある選手なので、もう全くいらないですということではない。彼もまた新しいアクションを起こすでしょうし、一期一会で何か縁があれば向き合っては行きたいなと思ってます。青木真也の待望論がいろんな流れで生まれれば」と語り、今後の動きを見守っていく考えを示した。

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