「ざんねんないきもの事典」、2分30秒ミニドラマで初実写化 竹中直人「こんなに愛おしい」

累計発行部数420万部以上で話題をさらった「ざんねんないきもの事典」シリーズが、初めて実写化されることになった。テレビ東京で、10月7日深夜から、ミニドラマ「ざんねんないきもの事典」の放送が決定した。ドラマに登場するのは、原作に登場する動植物たちの生態にそっくりの現代人たちで、主演の神様役を竹中直人が務める。

主演の神様役を竹中直人が演じる【写真:(C)ミニドラマ「ざんねんないきもの事典」製作委員会】
主演の神様役を竹中直人が演じる【写真:(C)ミニドラマ「ざんねんないきもの事典」製作委員会】

テレビ東京系で10月7日深夜スタート “ざんねんだけど愛おしい”動植物と現代人たちを描く

 累計発行部数420万部以上で話題をさらった「ざんねんないきもの事典」シリーズが、初めて実写化されることになった。テレビ東京で、10月7日深夜から、ミニドラマ「ざんねんないきもの事典」の放送が決定した。ドラマに登場するのは、原作に登場する動植物たちの生態にそっくりの現代人たちで、主演の神様役を竹中直人が務める。

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 本作は、2016年5月に第1弾が発刊された「ざんねんないきもの事典」シリーズ(高橋書店)全5点を初実写化するもの。第1弾は「“こどもの本”総選挙」で第1回・2回ともに1位に選ばれた人気書籍だ。ドラマは全24回で、毎週水曜深夜0時52分~0時58分の放送だ。「きょうの猫村さん」に引き続き、心温まる本編尺2分30秒のミニドラマとなる。また、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で放送当日午後9時からの毎話独占先行配信も決定した。

 ドラマに登場する“現代人”。神様役の竹中直人が、“ざんねんだけど愛おしい”動植物と現代人たちのそっくりポイントを、毎話1種ずつ解説していく。中年サラリーマン・犬養草介役に三宅弘城、商社の新入社員・朝井翼役で磯村勇斗の出演も決定。また、畑芽育が女子高生・森山美音役を、「パプリカ」を歌うFoorinのメンバーでNHK連続テレビ小説「エール」への出演が記憶に新しい新津ちせが小学生・宇多りく役を演じる。

 異色ドラマの主演となる竹中は「今回のドラマで、ざんねんないきものがこんなにたくさんいて、こんなに愛おしいんだ……としみじみ感じました。まだまだ元気でいたいと思っていても老いてゆく人間はざんねんないきものです。あっと言う間に時は過ぎてゆく……と言うことを感じることができるのも人間しかいない。でもそれをざんねんと捉えるか否かは自分自身ですね」とコメントした。

 自分を“ざんねんないきもの”にたとえるならという質問には、「ざんねんないきものはわたし自身です」と答えた。理由については、「この仕事を始めていつの間にか35年が過ぎましたが未だに撮影初日の前日は『どんな人たちが集まってくるのだろう? あの役者さんは初共演だけれどぼくのこと嫌いじゃないだろうか……?』といろんな思いが駆け巡り眠ることができません。舞台の公演の1週間前などは、本番中にせりふを忘れてしまう夢とお客様が全く入っていない夢を必ず見ます。せつないですね……。しみじみざんねんないきものだなぁと感じています。ざんねんざんねん……」とのことだ。

 テレビ東京の漆間宏一プロデューサーは「神様役を受けていただいた竹中さん、共演者の皆さん、スタッフの皆さんと、素敵なチームで鋭意制作中です。『ざんねん』はネガティブな意味ではなく、愛くるしいという気持ちです。また『いきもの』とは動植物だけではなく人間もあてはまります。このドラマには、応援したくなるような愛くるしい『ざんねんないきもの(人間たち)』が2分30秒の中に目いっぱい登場しますので、大人の皆さんはもちろんのこと、子どもの皆さんにもご覧いただけるとうれしいです」と説明した。

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