反町隆史×大森南朋×津田健次郎、新年フジ連ドラでトリプル主演 1988年青春回収ヒューマンコメディー

俳優の反町隆史(51)、大森南朋(53)、津田健次郎(54)が、2026年1月14日スタートのフジテレビ系連続ドラマ『ラムネモンキー』(水曜午後10時、初回15分拡大)でトリプル主演を務めることが20日、発表された。

『ラムネモンキー』でトリプル主演を務めることが決まった(左から)大森南朋、反町隆史、津田健次郎【写真:(C)フジテレビ】
『ラムネモンキー』でトリプル主演を務めることが決まった(左から)大森南朋、反町隆史、津田健次郎【写真:(C)フジテレビ】

津田は地上波連ドラ初主演

 俳優の反町隆史(51)、大森南朋(53)、津田健次郎(54)が、2026年1月14日スタートのフジテレビ系連続ドラマ『ラムネモンキー』(水曜午後10時、初回15分拡大)でトリプル主演を務めることが20日、発表された。

 脚本は、『コンフィデンスマンJP』『リーガルハイ』『デート~恋とはどんなものかしら~』『どうする家康』など数々の話題作を手がけてきた古沢良太氏。少年時代の“あの頃”の記憶と“今”の感性を融合させて挑む、ちょっぴり謎めいた最新作となる。

 主人公は、吉井雄太(よしい・ゆうた/通称ユン)、藤巻肇(ふじまき・はじめ/通称チェン)、菊原紀介(きくはら・きすけ/通称キンポー)という見た目も性格もバラバラな凸凹3人組。1988年、中学時代は映画研究部でカンフー映画制作に夢中だった彼らも、今や51歳。「こんなはずじゃなかった」と三者三様に人生に行き詰まりを感じていた。そんなある日、「丹辺市の建設現場から人骨発見」のニュースが。少年時代を過ごした町の名前に心がザワついた紀介。2人に連絡し、37年ぶりに3人が再会する。昔話に花が咲く中、中学時代憧れだった顧問の女性教師の記憶が曖昧になっていることに気づき、映画研究部の集合写真と共に掘り出された紙には“行方不明”の文字も。

「俺たち、なんか大事なことを忘れてない…!?」

 顧問教師の謎の失踪事件を追いながら、3人は再び走り出す。“人生の迷子”たちが、もう一度青春の輝きを取り戻す、笑って泣けるヒューマンコメディーだ。

 主人公3人の中でいわゆる“陽キャ”な雄太を演じるのは反町。大手商社勤務で営業の花形としてバリバリ活躍してきた雄太だが、ある事件によって閑職に追いやられ、会社でも静かに過ごすように。妻や高校生の娘からも腫れ物に触れるように対応され、自身の人生にむなしさを覚えていた中で、2人と再会し、“熱い自分”を思い出す。今作で共に主演を務める大森とは初共演、津田とは『グレイトギフト』(2024年・テレビ朝日系)以来の久々の再タッグ。古沢作品の出演を楽しみにしていたということで、今回待望の初挑戦となる。

 対する、大森が演じるのは、“クセ強”映画アニメ・オタクの肇。映画研究部でも部長を務めた肇は、夢をかなえ映画監督に。しかし、近年はこれといったヒット作品も出せない中、自身のプライドの高さゆえに、周りにもあたりちらしがちで、偏屈でめんどくさい男として疎まれ孤立していた。肇自身、すっかり創作意欲も失っていたが、封じていた中学生時代の記憶とともに、かつての気持ちを取り戻す。反町とは初共演の大森だが、実は、津田ともこれまでの出演作で共演はあったものの、“共演シーン”はゼロ。今回が“実質初めて”の共演となる。

 津田が演じるのは、3人の中でも“気弱”な博愛主義者の紀介。漫画家を目指していた時期もあった紀介だが、母の店を継ぎ理容師に。しかし、認知症となった母の介護に追われる日々の中、何のために理容師になったのか、自分が本当にやりたいことは何なのか分からなくなっていた。青春の記憶が彼の“本当の気持ち”を呼び起こす。津田は、今作で地上波連ドラ初主演を飾る。

 今作のプロデュースを務めるのは、成河広明氏。現在放送中の『絶対零度』シリーズや来年映画化が決定している『全領域異常解決室』(2024年)、『謎解きはディナーのあとで』シリーズ(2011年他)、『ストロベリーナイト』シリーズ(2012年他)など数々のフジドラマヒット作を世に送り出し続けてきた成河氏だが、古沢氏の代表作となる『リーガルハイ』、『デート~恋とはどんなものかしら~』、映画『エイプリルフールズ』(2015年公開・東宝)、映画『ミックス。』(2017年公開・東宝)、『コンフィデンスマンJP』シリーズ(2018年他)でもその手腕を発揮し、作品の世界観を支えてきた。今作で古沢×成河の名タッグが再び結集。互いの創作スタイルを深く理解し合う信頼関係のもと、作品世界をより豊かに構築していく。

反町隆史、今作への出演に「、自分自身もワクワク」

○反町隆史

──今作への出演が決まったときの気持ちは。

「古沢さんが生み出す独特の世界観にいつも魅了されてきたので、今回その世界の一員として撮影に臨めることが本当に楽しみです。大森さん、津田さんとどんな景色が広がっていくのか、自分自身もワクワクしています」

──台本を読んだ感想は。

「3人の関係性や台詞の空気に、まさに古沢さんらしい世界観が息づいていると感じると同時に、どこか現実にもありそうなリアルさがあって、とても惹きつけられました。現在と過去が交互に描かれる構成が物語に奥行きを与え、重なり合うことで一層の深みが生まれていると思います」

──演じる雄太の印象は?どのように作り上げていきたい?

「僕が演じる雄太は、特別なキャラクターではなく、どこにでもいそうな“普通の人”です。そんな雄太がさまざまな出来事に巻き込まれながら、大切な過去を少しずつ思い出していく姿を、強くなりすぎず、自然体で、“普通らしさ”を大切にしながら演じたいと思っています」

──視聴者の方へのメッセージ。

「『ラムネモンキー』は、現代のシーンに昭和の少し不思議な時代感が溶け込んだ、とても魅力的なドラマです。独特な世界観を存分に味わっていただけたらうれしいです。ぜひご覧ください!」

○大森南朋

──今作への出演が決まったときの気持ちは。

「タイトルから面白いですし、お話いただけてうれしかったです! 反町さん、津田さんという同世代のお2人とこの物語をやるということもすごく楽しそうだなと思いました。僕は古沢さんの作品の台詞が好きで、きっと今回もまたいっぱいしゃべるんだろうな(笑)と思っていましたが、読んだら止まらない面白さだったし、何度もお世話になっている古沢さんの作品にまた参加できることをうれしく思いました」

──台本を読んだ感想は。

「テンポ感が抜群で、過去と現在のシーンの兼ね合いも良く出来ているし、僕ら世代にはドンピシャなエピソードてんこもりなので、台本を読んでいてすごく楽しかったです。でも、若い方々にも楽しんでもらえるようにしていきたい。古沢さんの脚本をより面白いと感じてもらえるように演じたいと思っています。あと、ちびっこチェン、ユン、キンポーを演じる方々にも期待大! 彼らに雰囲気を寄せていくということもやっていきたい!子供時代を演じる3人に負けない雰囲気とか風合いとかを、僕ら3人が上手に出せたらいいなと思っています」

──演じる肇の印象は?どのように作り上げていきたい?

「ジャッキー・チェンさんに引っ張られるキャラです(笑)でも、一番チェンが自分に近い感じもしていて、負けず嫌いな部分とかは共感できました。自分の世界に突き進み、勘違いしたまま大人になっているチェンのキャラクターを大切に演じたいです。自分を信じて突き進んでいるところは好きですし、ああいう人に憧れたりもするんですよね。大人になってからは、ちょっと大変かもだけど(笑)」

──視聴者の方へのメッセージ。

「今回、反町さんと津田さんと3人で、古沢さんの脚本の中でも面白いドラマを一生懸命作っていこうと思っているのでぜひ楽しんでいただければと思います! 乞う、ご期待ください!」

○津田健次郎

──今作への出演が決まったときの気持ちは。

「うれしかったです! 反町さん、大森さん、古沢さんという本当に素敵な方々とドラマを作れることにワクワクしていました」

──台本を読んだ感想は。

「面白かったです! 全体的にポップさがありつつ、1988年という懐かしさもある。最初どういう物語になるのか全然わからないところから、話がどんどんつながっていって、途中からうねり始める感じとかも面白くて、すごくワクワクしながら台本を読ませてもらいました。撮影では、古沢さんが作り出した世界観や役の個性を、どうしたらさらに魅力的に魅せられるか考えながら演じています。難しくもありますが、楽しいです!」

──演じる紀介の印象は?どのように作り上げていきたい?

「主人公3人組のなかでも、紀介以外の2人はある種の強いものを持っているんですが、紀介は大人しくて優しくて繊細な人というイメージです。なるべく繊細にお芝居していきたいと思っています。ただ、3人組の話なので、反町さん大森さんと一緒にわちゃわちゃと楽しく、古沢さんが作り出すコメディの空気も大事にしながら、楽しく視聴者のみなさんに見ていただけるように作っていきたいです」

──視聴者の方へのメッセージ。

「古沢さんならではの、明るく、ポップで…ただそれだけではない物語としての太い芯がある。なおかつ、ある年代の人にはなつかしい、若いみなさんには逆に新鮮な世界が広がっていく、そんな作品になっていると思います。ぜひ見て頂けたらうれしいです!」

○脚本:古沢良太氏

「中二病全開だったころの自分を、恥ずかしく葬り去りたいとずっと思っていたけれど、いつしか眩しく取り戻したいと思うようになっていました。そんな恥ずかしい気分で、迷える大人たちのちょっと変わった話を書きまして、素晴らしい方々が集まってくださいました。こっそり見てください。恥ずかしい気分になるかもしれませんので。だってどうせみんなも永遠の中二病でしょう?」

○企画・プロデュース:成河広明さん(フジテレビドラマ・映画制作センター)

「登場人物の心情を丁寧に描く、ちょっと変わったドラマを作りたいと思い、スペースコロニーに住む三人の少年たちが宇宙旅行するひと夏の物語を妄想していました。古沢さんと二人で“ああでもないこうでもない“とラリーをしていたら、いつの間にか、迷える大人たちが中二病を取り戻すひと冬の話になっていました。元々の妄想は、主人公が三人という設定と少しのファンタジック要素という断片しか残っていませんが、実は主人公たちの心の中にある“子供の頃の思い出“がストーリーの鍵を握るというのがこのドラマの彩りのような……毎週水曜日の夜は“中二“に戻って、ワクワクドキドキしながら楽しんでもらえればうれしいです」

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