玉山鉄二『北方謙三 水滸伝』で“梁山泊最大の敵”に 大塚明夫、萩原聖人ら一挙解禁
WOWOWの連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』に玉山鉄二が“梁山泊最大の敵”李富(りふ)役で出演することが19日に発表された。併せて、大塚明夫、萩原聖人ら、梁山泊の前に立ちはだかる敵役のキャストが一挙解禁となった。

大塚明夫は青蓮寺総帥、萩原聖人は賊徒の頭目役
WOWOWの連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』に玉山鉄二が“梁山泊最大の敵”李富(りふ)役で出演することが19日に発表された。併せて、大塚明夫、萩原聖人ら、梁山泊の前に立ちはだかる敵役のキャストが一挙解禁となった。
同作は、シリーズ累計発行部数1160万部を超える北方謙三の小説『水滸伝』を映像化するもので、2026年2月15日よりWOWOWおよびLeminoで放送・配信が開始される。主人公・宋江役の織田裕二をはじめ、反町隆史、亀梨和也、満島真之介、波瑠らが出演する。
今回発表された玉山が演じる李富は、国家のスパイ機関“青蓮寺(せいれんじ)”の幹部。国を内側から立て直すべきだという思想を持ち、「国を倒して新たに作り直す」ことを目指す宋江の前に立ちはだかる最大の敵役だ。玉山は李富という役について、「とてもプライドが高い一方で、虚勢を張って自分を強く見せている人間っぽいキャラクター」と語っている。
玉山のコメントは下記の通り。
「作品に対する想いが強くあって、撮影前は緊張や責任感も感じていましたが、他のキャストの皆さんや若松監督とまたご一緒できたのも嬉しかったです。ロケをはじめ、小道具や衣装もとても素晴らしくて、皆で李富を作り上げて高めてくださったなと思います。演じた李富という役は、とてもプライドが高い一方で、無理して虚勢を張って自分を強く見せてるという感覚があって、その切なさが人間っぽいなって思えるキャラクターです。
人に対してもそうせざるを得ないのが李富の心の強さなのか、また弱さなのか、男性には共感してもらえるんじゃないかなって思っています。政府側である青蓮寺、それに敵対する梁山泊、本作には立場の異なる様々なキャラクターが登場しますが、みんな正義を掲げて戦っています。なので様々な立場に立って見ていただけると、いろんな水滸伝の姿が見えてくるような、グラデーションのある作品になっています」
李富の上司で青蓮寺の総帥・袁明(えんめい)役を大塚、青蓮寺の「闇軍」隊長・王和(おうわ)役を木幡竜、その副官・高廉(こうれん)役を牧島輝が務める。さらに青蓮寺の幹部として蒼英(そうえい)を浜田信也、何恭(かきょう)を竹森千人、呉達(ごたつ)を増田修一朗が演じる。
また、帝の直属軍「禁軍」の大将・高キュウ(こうきゅう)役に池田成志、その部下・陸謙(りくけん)役に宮下修司が決定。
宋江らが奪取を狙う砦の賊徒の頭目・王倫(おうりん)役は萩原。王倫の右腕である副頭目・杜遷(とせん)を神尾佑、もう一人の副頭目・宋万(そうまん)を八木将康が演じる。
併せて予告編映像も解禁された。映像は、宋江の「私には大望がある。腐ってしまった今の世を正したい」というセリフから始まり、晁蓋、林冲、楊志とその伴侶の済仁美が映し出される。さらに、李富が「国なら既にある」と宋江らの前に立ちはだかる姿も収められている。
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