丸山隆平・MEGUMI・佐々木蔵之介が映画『名無し』出演 佐藤二朗初の漫画原作×主演の衝撃サイコバイオレンス

SUPER EIGHTの丸山隆平、タレントのMEGUMI、俳優の佐々木蔵之介が、佐藤二朗が初の漫画原作を手掛け、脚本・主演を務める映画『名無し』に出演することが19日、発表された。

メインキャスト3人が発表された【写真:(C) 佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ (C) 映画『名無し』FILM PARTNERS】
メインキャスト3人が発表された【写真:(C) 佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ (C) 映画『名無し』FILM PARTNERS】

映画用に佐藤が描いたものの“お蔵入り寸前”だったオリジナル脚本

 SUPER EIGHTの丸山隆平、タレントのMEGUMI、俳優の佐々木蔵之介が、佐藤二朗が初の漫画原作を手掛け、脚本・主演を務める映画『名無し』に出演することが19日、発表された。

 原作は、マンガ配信サイト「コミプレ‐Comiplex‐」で連載中の同名漫画『名無し』。映画用に佐藤が描いたものの“お蔵入り寸前”だったオリジナル脚本が書籍編集者の目に留まり、永田諒氏の作画によって漫画化された。

 数奇な運命を背負った“異能”の男の希望と絶望、そして狂気を描破するこのサイコバイオレンスは、連続殺人事件の容疑者で「山田」と呼ばれる主人公の得体のしれなさが好評を博す話題作だ。映画化不可能と言われたこの原作に、佐藤自らが「山田」に命を吹き込み、城定秀夫監督が映画として分厚い肉付けを施した。

 年内に撮影を行い、2026年5月の公開を予定している本作。丸山が演じるのは、身寄りも名前すらもなかった少年期の“名無し”(山田太郎)の名付け親となる巡査・照夫役。

 MEGUMIが演じるのは、「山田」と同じ児童養護施設で育ち共に暮らしていた山田花子役。「山田」を慕いながらも彼の持つ“異能”を最もよく知り恐れている人物だ。

 佐々木が演じるのは、連続殺人事件の容疑者「山田」を止めるべく奔走する刑事・国枝役。果たして、この3人が「山田」の過去と現在、そして動機不明の連続殺人にどう繋がっていくのか──。

丸山隆平「光栄に思います」

 出演者らのコメント全文は以下の通り。

○丸山隆平(山田の名付け親の巡査・照夫)

「まず、この唯一無二の世界観を生み出して下さった、佐藤二朗さんに感謝します。原作を読みましたが、どこからこんな発想が生まれるのか。ただ残忍なだけではなく、深く共感せざるを得ない、人間としての欠陥を象徴するかのような特殊性。この世界の中に飛び込める事を、光栄に思います。観てくださる皆さんに楽しんでもらえるよう、作品の一部として全力を尽くします。公開をお楽しみにっ!」

○MEGUMI(山田と一緒に暮らしていた女性・山田花子)

「佐藤二朗さんとは、数年前にコメディドラマでご一緒して以来の再会になります。今回は、こんなにも深く、そして悲しい関係で再びご一緒できることに、この世界で働く面白さと不思議さを噛みしめています。『自分の持つ傷の行方』ということを考えながら、今回の役に真摯に向き合いたいと思います。私にとって大きなチャレンジとなるこの機会を、最後まで大切に演じたいと思います」

○佐々木蔵之介(山田を追う刑事・国枝)

「佐藤二朗は、わたしの勝手にだが、戦友というか同志に思ってる。思いたい。思わせてくれ。わたしが関西から上京して来たばかりの時、一緒に小さな舞台に立ったり、ドラマにもちょいと共演したり。同じ小劇場出身の泥臭い匂いを感じてた。劇団(現:演劇ユニット)「ちからわざ」で自ら脚本を書いて公演しているのを偉いな立派だな、と思ってた。それが、映画の原作脚本書いてプロデュースするなんて。そして、声掛けてくれるなんて。ありがとう。ちょびっとはがんばるよ」

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