所ジョージが15日午後9時から放送されるBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE！』（土曜午後9時）に出演する。前回の放送で500回記念を迎えた同番組に再び登場し、所の秘密基地・世田谷ベースで“車王”ならではのディープなカーライフを語る。

　番組では、所の車にまつわるエピソードが次々と披露される。愛車のボンネットから出火した経験や、「もういらないや」と手放した出来事。そして、愛車人生で1度だけ購入したポルシェにまつわる思い出も明かされる。

　当時20代で資金がない中、「借金して」まで手に入れたその1台には、亡き母との忘れがたい記憶が残っているという。「俺のことがかわいくてしょうがないんだから」と語る所のまさかの言葉に、MCのおぎやはぎも思わず力ない笑いを浮かべる場面があった。

　世田谷ベースのガレージには、所のこだわりが詰まった11台の愛車が並ぶ。中でも注目を集めたのは、日本未発売のフルサイズSUV・シボレー タホ。「これ超速いよ」と自慢する1台で、7人乗りの大きさに一同も驚きを隠せない様子だった。また、歴史を感じさせる直線的なフォルムのダッジ コロネット コンバーチブルについては、「宝石だよ、宝石」と評価した。

　フォルクスワーゲン ザ・ビートルのCMに起用された際には、かっこよさを追求して自ら車を購入し、カスタムを施したエピソードも披露。コンバーチブルを「かっこよく見せるメイク術」も公開されるなど、その情熱は細部にまで及ぶ。

　近年はサーキット走行にも夢中で、市販車をサーキット仕様にカスタムした苦労話も紹介。「こういうのにしてから、安全運転になったよ」と語るその裏には、予想外の理由があったという。

　現在は、アウディS6を所有。2020年に日本に導入されたばかりの新車にも関わらず、「あと5、10年たったらやっちゃおうかな？」と大胆な改造プランを語る場面もあった。

　番組では、所の計らいで都内ドライブにも出発。助手席に乗った矢作兼は「やっぱ画になるなあ……所ジョージ」と感嘆の声を漏らす。一方の所は、「これくらいのムダなクルマがいいね」と独自の価値観をにじませた。

　最後には恒例の問い「所さんにとって、クルマとは？」が投げかけられる。返ってきたのは、深いようで深くないような、“所ジョージらしい”迷回答だったという。