日本では高額だが…「むしろ安い」と驚き フィンランド人が絶賛したお土産は「世界で最高」
お土産選びの定番は、今やキャラクターグッズや食べ物だけではない。繊細な技と品質の高さに魅了され、日本のものづくり文化が外国人観光客を引きつけている。フィンランドから訪れた旅行者も、その精巧な技に心を奪われた。

購入したのは2丁で約5万5000円
お土産選びの定番は、今やキャラクターグッズや食べ物だけではない。繊細な技と品質の高さに魅了され、日本のものづくり文化が外国人観光客を引きつけている。フィンランドから訪れた旅行者も、その精巧な技に心を奪われた。
フィンランドから初めて日本を訪れたステラさんとレオさんは、日本の伝統技術に強く心を動かされた。韓国で5日間過ごしたのち、広島・大阪・京都を巡り、現在は東京に10日間滞在中。各地の文化に触れている。
なかでもお気に入りは東京だという。「ここはいろんなことがあって活気にあふれています。見るところも多いし、お店もたくさん。買い物や文化も充実していて、全部がそろっている感じだね」と笑顔を見せた。
2人が特に興味を示したのが日本の食文化だ。すしやラーメン、すき焼きなどを堪能し、「すき焼きはフィンランドにも似た料理があるけれど、あまり人気はないと思います。日本の方が味に深みがあります」と舌鼓を打つ。そして、旅の途中で購入したのが「包丁」だった。
手にしていたのは、大阪・新世界と東京スカイツリータウン・ソラマチに店舗を構える包丁専門店「タワーナイブス」の紙袋。購入理由を尋ねると、「品質という言葉を何度も言いたくなるほど、高品質なんです。世界で最高のナイフだと思います。日本の職人はより多くの手間をかけて作り出しています」と絶賛した。
購入したのは2丁で約5万5000円。1丁あたり約2万7000円と高額だが、彼らにとっては「むしろ安い」買い物だったという。
「フィンランドでは同じような包丁を買おうとすると2倍の値段がします。職人の手作りの包丁はとても高価で、ここでは半額」と驚きを隠せない様子だった。
フィンランドでも包丁は生活に欠かせない道具だが、職人の手による製品は高価なものとして位置づけられているようだ。
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