柴咲コウ、出演映画イベントに3か月間不在だったオダギリジョーに「ずっといなかったんですよね!」

俳優の柴咲コウが12日、都内で行われた主演映画『兄を持ち運べるサイズに』(11月28日公開)の舞台あいさつ付きプレミア上映会に出席した。久々に再会したオダギリジョーにクレームを入れた。

イベントに出席したオダギリジョー(左)と柴咲コウ【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席したオダギリジョー(左)と柴咲コウ【写真:ENCOUNT編集部】

オダギリは「なんかね、呼ばれていなかったんですよ」と知らん顔

 俳優の柴咲コウが12日、都内で行われた主演映画『兄を持ち運べるサイズに』(11月28日公開)の舞台あいさつ付きプレミア上映会に出席した。久々に再会したオダギリジョーにクレームを入れた。

 同作は、中野量太監督の5年ぶりの最新作にして、作家・村井理子氏が実際に体験した数日間を綴ったノンフィクションエッセイ『兄の終い』をもとに実写映画化。絶縁状態にあった兄の突然の訃報から始まる家族の慌ただしい4日間を描く。釜山国際映画祭および東京国際映画祭に出品。

 柴咲は主人公の理子を、オダギリは理子の“クズな兄”を演じた間柄。柴咲は並び立ったオダギリのほうに振り向いて「参加してくださって嬉しいです」と言い、「3か月くらい前から、けっこう色々プロモーションを(やっていた)。この映画をどうやったら楽しんで見てもらえるかと、監督と(満島)ひかりちゃん、キャストの皆で舞台あいさつを一緒にやっていたんですけど、(オダギリは)ずっといなかったんですよね!」と猛クレーム。

 それを聞いてオダギリは「なんかね、呼ばれていなかったんですよ」と知らん顔。柴咲が「いやいやいやいや! 忙しかったんですよ!」とオダギリの代わりに説明するも、オダギリ本人は「なんか呼びにくい理由があったんだと思います(笑)」と述べた。

 役さながらに、“自分勝手な兄に振り回されてきた妹”を地で体験した柴咲は、それでも「本当に私も久しぶりにオダギリさんにお会いさせていただいた。こういう風に一緒に登壇できて嬉しく思っています」と笑みを浮かべた。

 中野監督の『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)で“ちょっとダメな父親”を演じたオダギリ。今作の出演を快諾したことに触れつつ、「監督から『今回の役はオダギリさんにピッタリですよ』と言われた。どういう捉え方をされているんだろうな」とぼやきつつ、「自分自身もダメなところはいっぱいあるし、社会に適合できないタイプの人間であると自覚しているので、まあ、監督の思うことは納得できるんですけど、役だからこそ、自分のダメな部分とか許されない部分を許してもらいたいなと思いながら演じさせてもらいました」と語り、会場の笑いを誘った。

 同上映会には、満島ひかり、青山姫乃、味元耀大、中野監督も出席した。

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