タレントの辻希美が8日、都内で著書『杉浦家、7人生活スタートです。』（講談社）発売記念会見を開いた。今年8月8日に第5子となる女児を出産後、初となる公の場。出産から丸3か月でカメラの前に立ち、メディアの取材に応じた。

トップアイドル時代にバイクでアメリカ横断、ベンツ、ロードスター…多彩な愛車遍歴（JAF Mate Onlineへ）

　報道陣の前に立つと「出産してから初めてのこういう場ですが、久しぶりでちょっと緊張。お手柔らかにお願いします」と照れ笑いを浮かべながらあいさつし、現在の体調について「一瞬やばいなってときがあったけど、いまはもうだいぶ回復して大丈夫です」と報告した。

　この日、辻にサプライズが用意されており、長女の希空（のあ）から直筆の手紙が届いた。この場で代読されることが伝えられると、辻は「え?！　無理?！」と読まれる前から感無量の表情。

　手紙から「ママは一番の相談相手で信頼相手です。子どもたちのために全力で自分の時間を使ってくれているところがうれしくて大好きです」「ママは抱え込んでしまうところがあるから相談してね」「ずっとママのことが世界で一番大好きだよ」などと伝えられると、辻は「どうしたらいいの……。つけまつげ取れちゃう……。（こんなサプライズは）25年仕事してきて初めて」と涙を流した。

　辻は希空の育児について「もう少し可愛い格好をさせてあげればよかった。こうすればよかったということがあった。1人目で余裕がなかった。正直何も覚えていない」と後悔を口にする。そんな長女からきょう、感謝の手紙が送られ、「希空がいてくれるから楽しく前向きに育児ができていると思える。育児は夫婦で二人三脚と言いますが、夫婦と希空の三人四脚。希空の力を借りています。そこに甘えて7人家族で楽しく笑顔で過ごせたらいい。この前を借りて『ありがとう』と伝えたい」と声を震わせながら話した。

　辻は2007年6月に杉浦太陽と結婚。同年11月に第1子長女・希空、10年12月に第2子長男・青空（せいあ）、13年3月に第3子次男・昊空（そら）、18年12月に第4子三男・幸空（こあ）を出産している。第5子は不妊治療の末に授かり、約7年ぶりの妊娠・出産。さらに長女以来、18年ぶりの女の子の誕生となった。

　本書は、5人と母となった辻の日々をつづった1冊。マタニティカットや夫や子どもたちから辻へのメッセージ、また希空による杉浦家のおやつレシピ公開などが掲載されている。