「即決めで夫が絶句」「中学生から貯めて現金一括」…クルマ女子の愛車秘話が続々 “伝説のスープラ”に感無量

クルマ女子の祭典「ガールズカーコレクション」(11月22日、東京・秋葉原UDX)のメンバーが7日、開催中の「ジャパンモビリティショー2025」(9日まで、東京ビッグサイト)で座談会やショーランを行い、会場を華やかに盛り上げた。両者のタッグ結成は初めてで、ガールズカーコレクション主催者のNAOさんは感無量の表情を浮かべた。

「ジャパンモビリティショー2025」に参加したNAOさん【写真:ENCOUNT編集部】
「ジャパンモビリティショー2025」に参加したNAOさん【写真:ENCOUNT編集部】

クルマ女子がモビリティショーと初タッグ結成

 クルマ女子の祭典「ガールズカーコレクション」(11月22日、東京・秋葉原UDX)のメンバーが7日、開催中の「ジャパンモビリティショー2025」(9日まで、東京ビッグサイト)で座談会やショーランを行い、会場を華やかに盛り上げた。両者のタッグ結成は初めてで、ガールズカーコレクション主催者のNAOさんは感無量の表情を浮かべた。

トップアイドル時代にバイクでアメリカ横断、ベンツ、ロードスター…多彩な愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)

「トルク クイーンズ ステージ」と名付けられた座談会では、NAOさん、なごみさん、セリィさん、MCの峯野アグネスさんが登壇した。ガールズカーコレクション定番のドレスコード「自分の愛車と同じカラーの小物」を身に着け、愛車購入のきっかけや“クルマ女子あるある”などたっぷりと語った。

 NAOさんの愛車は、1995年式のトヨタ・スープラJZA80。スープラの全国ミーティング「80スープラ」部門で1位に選ばれたこともある伝説のスープラで、今年9回目を迎える「ガールズカーコレクション」の象徴として知られる。

「80スープラって運転席に座るとすべて自分に向いてるんです。メーターパネルとかシフトノブとか。自分だけの空間が好きで、80スープラ3台目なんですけど、やっぱり自分の空間が忘れられなくて……。そこが買い継いでいるポイントです。あとはアクセル踏むとスムーズに走る。レスポンスがいい。スープラの前期型なんですけど、後期型に乗ったこともある。アクセル踏んだ時にワンクッション遅いんです」と魅力を伝えた。

 なごみさんは、赤の2015年式マツダ・NDロードスターが愛車。

「もともとロードスターに乗る気ではなくて、しかも好きな色は青だったんです。スバルのWRブルーが好きで、BRZ乗りたいなってずっと思ってたんですけど、出会いですね。BRZ見に行ったんですよ。でも、ちょっとう~んとなって、同じ日にたまたまマツダの車がかっこいいと思って、何だろうと探した時に、NDロードスターの顔がめちゃくちゃワルで『これかっこいい!』と。エンジンかけた時のマフラー音もキマっていて、即決めで隣にいた夫が絶句してました」と購入のきっかけを振り返った。

 1999年式日産スカイラインER34のオーナー、セリィさんは「中学生ぐらいの時に唯一夜更かしをしてテレビを見てもよかったのが、F1のナイトレースだったんですよ。生中継でやってたんですよ。F1だと車のCMがすごく多い。その際に、34のスカイラインのCMを見てしまい、CMで一目ぼれをして、その場にいた父親に、『私、お金貯めてこれ買う』と宣言しまして、中学生から本当にお金を貯め始めて、現金一括で納車したっていう経緯があります」と衝撃的な出会いを告白。いちずな愛に「すごいね、日産の方に聞かせたい」との声が飛んだ。

 1972年式日産スカイラインGT-Xを所有する峯野さんは、「私の場合はもともと(車)好きなもんですから、モビリティショーもそうですけど、旧車のイベントなんかも行っていた。ハコスカは知らなかったんですよ。だけど、あるブースで“専門学校の学生さんがレストアをしました”という車が置いてあって、写真でビフォーアフターみたいな感じでなっていた。こんなふうにきれいにする技術があって、今も40年前、50年前の車を乗れるんだと思ったら、なんか分からないけど、ロマンがふつふつと湧き上がってきて……。高校生だったんですけど、『私、将来絶対にハコスカ買うわ』ってずっと言っていました」と説明。

「高校時代の友達は、ハコスカって何だろうって、みんなはてなはてなですよね。だけども、それを覚えていてくれていた女の子の友達が1人いて、大学生になってから、『アグさん、ハコスカ欲しいって言っていたよね? 手放す人がいるよ』って4年生ぐらいの時に言われて。社会人1年目の時に買いました。私が引かれたのはストーリーだったかもしれないです。旧車のストーリーとカクカクしたスタイリングみたいなのが重なって『私はハコスカだわ』ってなったのは高校生の時」と笑顔で話した。

座談会に登場したNAOさん、セリィさん、なごみさん、MCの峯野アグネスさん(右から)【写真:ENCOUNT編集部】
座談会に登場したNAOさん、セリィさん、なごみさん、MCの峯野アグネスさん(右から)【写真:ENCOUNT編集部】

「好きな道路は首都高」 ショーランでも魅了

 4人に共通するのは愛車への熱い思い。全員マニュアル車で、「オートマ怖くないですか!?」とトークは弾んだ。なお、“好きな道路”については、「国道19号」(なごみさん)「中央道下り河口湖方面」(セリィさん)「首都高の芝公園」(峯野さん)「夜のレインボーブリッジ」(NAOさん)を挙げていた。

 NAOさんは、ジャパンモビリティショーとの連携に「びっくりしました。もともとモーターショーという名前で開催されていた。まさか自分が見に来ていた場で、自分たちのイベントがお呼ばれするのは全く頭になかったので」と感激の様子。

「この上ないお話なので、ぜひともみんなを集めてできたらいいなと思いました」と続け、オファーを受けて「1秒」で即決したことを明かした。

 また、ショーランには、ガールズカーコレクション35人の女性ドライバーが集結。1台ずつ紹介されながらランウェイし、大観衆の前で自慢の車を披露していた。

次のページへ (2/2) 【写真】実際の写真
1 2
あなたの“気になる”を教えてください