NHK『あさイチ』（月～金曜午前8時15分）でMCを務める博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが6日、恒例の朝ドラ受けを行った。この日放送された『ばけばけ』の第29回では、トキ（高石あかり）が、物乞いになった産みの親・雨清水タエ（北川景子）を目撃したものの声をかけられずに逃げ帰る様子や、タエの息子・三之丞（板垣李光人）が仕事を探している姿が描かれた。『あさイチ』では、三之丞とタエの様子で朝ドラ受けをスタートした。

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（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　第29回では物乞いとなったタエを見かけてしまったトキだったが、声をかけることができず逃げ帰る様子が描かれた。その夜、ヘブン（トミー・バストウ）の女中が決まらず焦る錦織（吉沢亮）が、再びトキを訪ねて女中になってほしいと依頼。トキは家族のために断ると答えた。

　そんなある日、司之介（岡部たかし）が働く牛乳屋に、三之丞が仕事を求めて訪ねてくる展開が描かれた。三之丞は、自分は松江では知らない人はいない雨清水家の者で、社長になるのにふさわしい格を備えていると説明。牛乳屋の社長をやらせてほしいと言ったのだ。これに社長は激昂し、三之丞を追い出す展開に。その後、三之丞とタエが暮らすまるで廃墟のような住まいも描かれた。

『あさイチ』では、冒頭、大吉が「三之丞君がね、世間知らずと言ったらあれですけど」と切り出すと、華丸とハモるように三之丞が劇中で言った「社長にして」という言葉を同時に発した。そして、三之丞に驚き、あきれるような表情を見せると、華丸も「すごかった」と語った。その後、大吉は、タエと三之丞の住まいにも言及。「えらい所に住んでいたね。ボロボロのところに。節約にも限度ってあるでしょ」と衝撃を受けていた。

　作品は松江の没落士族の娘で、小泉八雲の妻・小泉セツとラフカディオ・ハーン（小泉八雲）をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描くオリジナルストーリー。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語をフィクションとして描く。

※高石あかりの「高」の正式表記ははしごだか