金田明夫、71歳でもピンピン「いろいろなものが安くなっていい」 宅間孝行が称賛「全く思えない」

俳優の金田明夫が6日、都内で行われたタクフェス第13弾『くちづけ』の稽古場会見に、作・演出の宅間孝行とともに参加。宅間と軽快なトークを繰り広げた。

会見に参加した金田明夫【写真:ENCOUNT編集部】
会見に参加した金田明夫【写真:ENCOUNT編集部】

『くちづけ』ラスト出演「潔く退く」

 俳優の金田明夫が6日、都内で行われたタクフェス第13弾『くちづけ』の稽古場会見に、作・演出の宅間孝行とともに参加。宅間と軽快なトークを繰り広げた。

 同作は、宅間孝行が主宰していた東京セレソンデラックスにて2010年に初演し、13年には堤幸彦監督によって映画化もされた人気作。その後、15年にタクフェス第3弾、20年にタクフェス第8弾にて再演され、今回は5年ぶりの再演となる。

 金田と宅間は、初演からそれぞれ愛情いっぽん役、うーやん役を続投してきたが、今回を最後の出演に決めたとのこと。金田は「初演から15年。演劇の中でも集大成の芝居になっています」と同作への思いを語った。続けて、ラスト出演の心境を「寂しい」と吐露し、「『くちづけ』は時代を超えた名作だと思っている。現代演劇ですが、近代演劇、そして古典になり、語り継がれる作品になったらいいなと思う。いつまでもかじりついたらいけないので、潔く退きます」と述べた。

 宅間は、20年の再演時に最後と発表していたが、新型コロナ禍により制限されての上演となり「じくじたる思いがあった」とのことで、今回の出演を決めたという。しかし「疲れるんですよこれ……」と本音を漏らし、「昔は毎晩飲めていたお酒が今ではたまに飲んでも辛くなるくらい。明夫さんが初演をやったときの年齢に僕もなりまして、それにもう(金田は)71歳ですから。どっちかというと高齢者の話し……(笑)」と話し笑わせた。

 また、71歳になった金田の元気さを「ピンピンされているので71歳とは全く思えない」と称賛すると、金田は「(71歳になると)いろいろなものが安くなっていいですよ。タダとか!」とにっこり。宅間が「バスね」と口にすると、「バスはだめなの!」と返す軽快なトークを披露していた。

 会見には、石田亜佑美、松本幸大、浜谷健司、鈴木紗理奈、小川菜摘も出席した。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください