「薄毛のタイプ」については、前から始まるタイプや上から始まるタイプなど様々だ。アンケートでは、「ハミルトン・ノーウッド分類」に基づいて、「初期」「中度」「重度」の3段階をそれぞれ3パターンに分けた9種類のタイプで調査。薄毛の初期段階を選択した人が全体の4割以上を占める結果になった。

　また、これまでの薄毛対策（複数回答可）は、「育毛シャンプー」が674票（45.8%）、「育毛剤/発毛剤」が206票（14%）、「医師に相談」が82票（5.6%）、「植毛」が24票（1.6%）、「カツラ」が21票（1.4%）、「その他」が223票（15.2%）、「していない」が531票（36.1%）に。なんらかの薄毛対策をしていると回答した人は全体の約7割に達し、そのうち約半数が手軽に使える「育毛シャンプー」で対策していることがわかった。

　この他、薄毛以外に髪に感じているトラブルについては、髪のベタつきやパサつきなどを同時に感じている人が38.5%。匂いやかゆみ、フケ、炎症など頭皮のトラブルを感じている人は66.2%にのぼる結果に。「病院やクリニックなどの薄毛治療を検討していますか？」という問いには、349人（23.7％）が「検討している」、1123人（76.3％）が「検討していない」と答えている。

　近年、治療薬の発達により、医師による薄毛治療を実施している病院や専門クリニックが増加。ただ、病院での治療について、実際に検討しているのは2割程度にとどまる結果となった。治療効果が高いと言われているが、現時点では簡単にできるセルフケアでの対策に関心が集まっているようだ。