【RIZIN】朝倉未来、4年ぶり大みそかでタイトル戦 “無敗王者”シェイドゥラエフと対戦決定に観客大歓声

格闘技イベント「RIZIN」は5日、六本木ヒルズアリーナで緊急記者会見し、大みそか大会の対戦カードを発表した。また、朝倉未来(33=JAPAN TOP TEAM)が現RIZINフェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフ(25=キルギス)とタイトルマッチを行うことも決定した。この日は選手が登壇する前にVTRでカードを発表した。朝倉の大みそか大会参戦は4年ぶりとなる。

緊急記者会見に登場した朝倉未来【写真:増田美咲】
緊急記者会見に登場した朝倉未来【写真:増田美咲】

六本木ヒルズアリーナで緊急記者会見

 格闘技イベント「RIZIN」は5日、六本木ヒルズアリーナで緊急記者会見し、大みそか大会の対戦カードを発表した。また、朝倉未来(33=JAPAN TOP TEAM)が現RIZINフェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフ(25=キルギス)とタイトルマッチを行うことも決定した。この日は選手が登壇する前にVTRでカードを発表した。朝倉の大みそか大会参戦は4年ぶりとなる。

 朝倉が大みそかのリングに戻ってくる。“無敗王者”シェイドゥラエフが持つベルトへの挑戦が決まると会場に集まった観客は大歓声を送った。

 黒のパーカー姿で会見に登壇した朝倉は「今回史上最強の相手を用意してもらった。全力で1Rから倒しにいきたいと思います」と集まった大勢のファンに向けてコメント。一方のシェイドゥラエフはこの日の会見のために来日。「皆様の笑顔と応援が私に勇気と力を与えてくれます。一番いい相手を用意してもらいました。未来選手のファンは多いですが、大みそかで情景は変わります」と笑顔で語り王者らしい余裕を見せつけていた。

 朝倉は18年8月のRIZIN初参戦から7連勝を飾りフェザー級のトップファイターに登り詰めると、リング内外でもカリスマ的人気を誇り、10年の歴史を紡いできたRIZINを名実ともにけん引してきた。

 しかし、いまだRIZINのベルトとは無縁だ。タイトル初挑戦となった20年11月のフェザー級王座決定戦では、斎藤裕に判定の末敗戦。2度目の挑戦となった23年7月のヴガール・ケラモフ戦では1Rで一本負けを喫した。

 24年7月には、約4万8000人が集結した大観衆のスーパーアリーナで平本蓮に敗戦し、現役引退を発表。しかし、同年大みそかに現役復帰を発表すると、今年5月に東京ドームで元王者の鈴木千裕に勝利しカムバックに成功した。7月にはかつて失神一本負けを喫した因縁の相手クレベル・コイケにも判定勝ちし、自身の手で3度目のタイトル戦をたぐり寄せた。

 対戦相手のシェイドゥラエフはキルギス出身の24歳。24年6月にRIZIN初参戦で勝利を飾るとその後もKO勝利を連発し、フェザー級を無双している。今年5月には当時の王者クレベルを62秒でKOしベルトを獲得。9月の初防衛戦ではロシアの強豪コレスニックを秒殺で下し、MMA戦績15戦15勝全フィニッシュのパーフェクトレコードを継続させている。

 かつて「フェザー級のベルトは自分のために作られた」と明かしていた朝倉。RIZIN10周年を締めくくるリングでキャリアをかけた試合に臨む。

 発表されたカードは下記。

○ラジャブアリ・シェイドゥラエフ―朝倉未来(RIZINフェザー級タイトルマッチ)

○ホベルト・サトシ・ソウザ―野村駿太(RIZINライト級タイトルマッチ)

○井上直樹―ダニー・サバテロ(RIZINバンタム級タイトルマッチ)

○ライアンベイダー―アレクサンダー・ソルダトキン(RIZINヘビー級タイトルマッチ)

○扇久保博正―元谷友貴(RIZINフライ級GP決勝戦)

○伊澤星花―RENA(RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ)

○YAMAN―斎藤裕

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