9人組メインダンサー＆バックボーカルグループ・超特急の初となるライブ＆ドキュメンタリー映画『超特急 The Movie RE:VE』（イム・ジス監督、オ・ユンドン監督）が、11月7日に公開される。同作では、6月から東京、兵庫、愛知、埼玉で開催された4都市8公演の『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025 EVE』に完全密着。公開に先駆け、ENCOUNTはカイ、リョウガ、ユーキ、タカシ、シューヤ、マサヒロに同作への思い、グループと個人のビジョンなどを聞いた。第6回は12号車のマサヒロ。（取材・文＝ふくだりょうこ）

――公開間近となった『超特急 The Movie RE:VE』への思いを聞かせください。

「9人体制になって、超特急史上初の映画化なんで、純粋にうれしいですね」

――完成した作品の感想は。

「基本的に8割ぐらいがライブ映像ではあったので、見たことがある映像ではあったんですけど、残りの2割ぐらいはメンバーの思いだとか、舞台裏の風景になっています。普段聞かないメンバーそれぞれの思いも聞けて、面白かったですね」

――ライブ自体は振り返ってみてどうでしょうか。

「超特急史上で一番大きい会場のさいたまスーパーアリーナでやらせてもらって、登場の時の景色だったり、歓声というのはこれまでに感じたことがない大きさでした。圧倒されるとともに、興奮するようなライブができましたね」

――個人で印象に残っているエピソードはありますか。

「やっていることは他のライブとは変わらないんですよね。でも、ずっと楽しかったですね。ライブって基本、楽しい思い出しかないです」

――超特急には2022年に加入。自身の進化をどう感じていますか。

「9人でいる時の自分の立ち位置は変わってきました。トークする時とか、ライブする時は『より明確になったのかな』と思います。パフォーマンス中だと『ダンスを引っ張る存在』だったり、トーク中なら多くは語らず、『不意に自分のキャラを出す』みたいな。どちらかというと、見守る存在というか、その押し引きみたいなものはありますね」

――メインダンサーとして意識が変わってきたところはありますか。

「『特に変わってないかな』と思います。それはダンサー時代から変わってないですね」

――メインダンサー同士で、パフォーマンスを通して刺激になること多くありますか。

「『お互いに高め合う』というところはありますね。パフォーマンス中に笑顔だったり、目を合わせたり。特に後半になるときつくなってくるので、そういう時にはアイコンタクトを取り合っています。わざと背中をたたいたりというコミュニケーションはしょっちゅう取りますね。心掛けてというよりは、『自然にやっているな』と思います」

――今後の目標を聞かせください。

「『東京ドームでライブをする』ということはもちろんですけど、『海外に行きたいな』と僕は思っています。みんなで海外ライブをしたいですね」

――そのためにも「今、積み重ねている」ということでしょうか。

「そうですね。僕ら2桁号車にとっては4年目ではあるんですけど、超特急としては15周年目にもなるので、『また9人でいろんな思い出を作りたいな』と思います」

――最後に、マサヒロさんから見たメインダンサー・タクヤさんの魅力とは。

「う～ん、たくさんありますけど、顔じゃないですかね（笑）」

――ステージ上ではどうでしょう。

「感情が豊かですよね。パワフルな曲の時はもちろんですけど、しみるようなバラード曲や、思い入れのある曲では『すごく涙しながら踊っているな』と思います」

※明日6日は、超特急インタビュー7「まとめ記事」を配信します。お楽しみに。

□超特急　カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシ、シューヤ、マサヒロ、アロハ、ハルの9人組ボーイズグループ。ダンサーがメイン、ボーカルがバックでパフォーマンスを行う唯一無二の「メインダンサー＆バックボーカル」スタイルが特徴。2012年6月、シングル『TRAIN』でデビュー。22年にはメンバーオーディションを開催し、同8月にシューヤ、マサヒロ、アロハ、ハルが加入。現在の9人体制になった。