タレントの明石家さんまが1日、メインパーソナリティーを務めるMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』（午後10時）に出演。全国で被害が出ているクマの出没問題を話題にした。

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　さんまは「『山に返しました』いう映像だけ特別に出してるんじゃないかとか思うねんけど」と私見を披露。村上ショージが「そう（被害に）なってる人のこと考えたらね。他人やからいろいろ言えるけど」と話すと、さんまは「クマをむやみに殺したらまた問題が起こったりするしやな。もう共存せなしゃあないけど」と言いつつ「人間と同じ罪を与えたらええと思うねんね」と提言した。

「『畑を荒らしたら檻（おり）の中に何年』とか。『こうしたら死刑』とか」と例示し、「そうせな、どちらにとってもかわいそうやねんな。平等じゃないからな。向こうも向こうでそうしたいわけやないからな」と話したが、「食物がなくなってどうのこうのやし、共存するところは共存できたら一番ええねんけど、うまいこといかへんし。向こうは動物やし」と頭を悩ませた。

　村上が「捕まえて、全部歯抜いて、つめ切るとかね。そうしないと」と案を出すと、さんまは「つめ切ったらあかんやろ。死んでまうやろ。ネコもそうやしな。歯抜いたら絶対死んでる。歯抜いたら、食べ物ずっとアムアムせなあかんねんで。クマがアムアムしとんの逆に怖いやん」と脱線。さんまが「柔らかいおかゆとかあげたら」と言うと、村上は「熱いわ」と指摘。さんまは「冷やしたれよ」とつっこんだ。

　村上は「『（クマの）食べ物変える』いうたって無理やしね」と話し、さんまは「そうそう。だから、人間と同じ罰にして、どっかの山に檻作って出ないようにして」と改めて言及。村上が「でも多すぎるんでしょう。（クマの）個体が。家の中入ったり、学校の門を開けて入ったりとか」と言うと、さんまは「危ないで。まあ、向こうは向こうで命守ろうとしてるからな。こっちが攻撃態勢に入ろうと思ったら、動物の本能で『やんのかい！』ってなるからな、絶対」と発言。

　さんまは「これは近所に住んでらっしゃる方は大変やろうけどもな。何とかうまいこと…。オオカミが犬になってんねんからな。先祖はオオカミやから。オオカミが獲物を捕りに街に出たりして、（人が）何とかしようってエサを与えて言うこと聞くようにして、オオカミがドンドンおとなしくなってワンちゃんになって。ワンちゃんどころかいまやチワワだ、トイプードルだっていうのができたわけやから。歴史で考えると、犬みたいなやり方をするのがひょっとしたらいいかも。ほんならペットクマちゃんとか（になる）」と気の遠くなる年月がかかる手方にも言及した。