s**t kingzが武道館2DAYSで三浦大知、SKY-HIらとコラボ 1万2000人を魅了「みんなで一緒に踊ろうぜ!」

4人組ダンスパフォーマンスチーム・s**t kingz(シットキングス)が1日、都内の日本武道館でワンマンライブ『LANDING』の最終公演を開催。豪華アーティストとのコラボで極上のエンターテインメントをファンに届けた。

ワンマンライブ『LANDING』の最終公演を開催したs**t kingz
ワンマンライブ『LANDING』の最終公演を開催したs**t kingz

コントコーナーではclaquepotと『スターマイン』を披露

 4人組ダンスパフォーマンスチーム・s**t kingz(シットキングス)が1日、都内の日本武道館でワンマンライブ『LANDING』の最終公演を開催。豪華アーティストとのコラボで極上のエンターテインメントをファンに届けた。

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shoji、kazuki、NOPPO、Oguri からなる同グループは、2023年にダンサーとして史上初の日本武道館単独公演を開催。2年ぶりとなる武道館公演は、2DAYSと規模を拡大して開催し、総動員数は約1万2000人となった。

 公演前の囲み取材でshojiは、2年前を振り返り「ダンサーが武道館に立つということ自体が驚きを持っていろんな方に受け止めていただけた。それを当たり前にしていくことが大切と感じて、なおかつチャレンジがしっかりあるということを大切にしたかったので今回は2DAYSという挑戦になりました」と説明した。

 結成から18年間、ダンスの価値を上げるためグループで活動してきたs**t kingz。「ダンスの見られ方が変わったと感じる瞬間は?」と問われると、shojiが「ダンスに触れること自体が特別ではなくなっていると感じる。僕がダンスを始めた頃、公園で1人ヘッドホンをして踊っていたら警察を呼ばれた。当時は、『踊る=悪い人がやること』という感覚があった。それが今は街中を歩いていて、TikTokを撮ってみんなが踊っている。それくらい踊るということが日常に入っている」と答え、「生でダンスを見てもらったり、僕らの作品を見てもらって何かを感じてもらう、そこでたくさんの人たちを引っ張っていけたら。それだけ僕たちが魅力的な人になれたら、もっともっといい意味でダンスが深く浸透していくのではないかと感じています」と思いを伝えた。

 いよいよ開演の時を迎えると、幻想的な光に照らされたステージ上で『Get On The floor』『SMOKE』と立て続けに圧巻のパフォーマンス。shojiが「今日はこの日本武道館を日本一のダンスフロアにしようぜ!武道館、Are you ready?」とあおると、3曲目の『MORECHAU』ではkazukiが「みんなで一緒に踊ろうぜ!」とアピールし、オーディエンスと手で三角を作るダンスで一体感を生んだ。

 本公演では、Oguriが「戦友であり仲間でありライバルであり、会うと家族みたいにリラックスできる存在」と語る、特別なアーティスト3組との共演が実現。コントコーナー「せが家」にはclaquepotが登場すると、『スターマイン』(Da-iCE)のコラボパフォーマンスで大盛り上がり。息の合ったかけあいで会場を笑いに包んだかと思えば、『Biotope』ではclaquepotの優しく包み込むような生歌に乗って、s**t kingzが美しくしなやかに舞い、感動的なシーンを生み出した。

 2組のコラボアーティスト・三浦大知がステージ上に現れると、悲鳴にも似た歓声が響き渡り、23年にリリースしたコラボソング『No End』を披露。炎の上がる演出の中、三浦の力強い歌唱でs**t kingzのパフォーマンスも熱を帯びていく。終盤は三浦もダンスに加わり、唯一無二のステージを完成させた。

 ステージ演出を担当したkazukiはライブ前、公演の後半で登場する“大きな木”にこだわりがあると明かし、「s**t kingzとして18年やって来て、いろんな傷とかシワがついたからこそできている木の形。世界には2つと同じ木は存在しない。それぞれの個性が美しいと僕らは感じていたので、今回はs**t kingzの島にある1本の木を軸に表現したライブになっている」と解説。大きな木が大型モニターに映し出されると、s**t kingz、三浦、SKY-HIの3組で初めて共作した『愛が呆れ果てるまで』がヒット。三浦の熱唱、SKY-HIのラップ、s**t kingzの命を燃やすようなエネルギッシュなパフォーマンス、3つが鮮やかに融合し、会場のボルテージは最高潮に達した。

 歌唱を終えて大興奮の三浦は、「今、s**t kingzが愛を踊るということが重要なんだと思って、みんなで作らせてもらった。今日は愛を放出しまくり。『もう、これ以上愛さないで!』というくらいのパワーが出ていた」と笑顔。SKY-HIは「自然だけど新鮮なんだよね、視界に映る光景が。これ癖になっちゃうと危険だな」と韻を踏みながら気持ちを表現した。

 claquepotを呼び込み、豪華メンバーがステージに集結すると、オーディエンスと一緒に踊る『Popping!』で再び会場がひとつに。公演がラスト1曲になると、2026年7月25日、26日に神奈川県のぴあアリーナMMで『s**t kingz FES』を開催することを発表。歓喜の声援があがると、SKY-HIと20年にリリースしたコラボソング『Oh s**t!!』で全29曲(メドレー含む)、2時間30分に渡るライブを完走した。

次のページへ (2/2) 【写真】s**t kingz武道館公演の様子
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