28歳の若さで亡くなった元阪神・横田慎太郎さんへの思い明かし涙 松谷鷹也「とてもまっすぐな人」

俳優の松谷鷹也が1日、現在開催中の第38回東京国際ガラ・セレクションに出品されている映画『栄光のバックホーム』のワールド・プレミアイベントに、鈴木京香、高橋克典、前田拳太郎、山崎紘菜、加藤雅也、製作総指揮の見城徹、秋山純監督と共に登壇した。

イベントに登壇した松谷鷹也【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した松谷鷹也【写真:ENCOUNT編集部】

21歳で脳腫瘍を発症し2023年に死去

 俳優の松谷鷹也が1日、現在開催中の第38回東京国際ガラ・セレクションに出品されている映画『栄光のバックホーム』のワールド・プレミアイベントに、鈴木京香、高橋克典、前田拳太郎、山崎紘菜、加藤雅也、製作総指揮の見城徹、秋山純監督と共に登壇した。

【特集】薄毛治療が新時代突入!? オーダーメイド治療が持つ可能性

 松谷が演じるのは、2013年に阪神タイガースにドラフト2位で入団し、若いホープと将来を嘱望されるなか、21歳で脳腫瘍を発症、引退を余儀なくされ、2023年に28歳で他界した横田慎太郎さん。松谷自身も、元プロ野球選手の父である松谷竜二郎の影響を受け、幼少期から野球に取り組み、横田さんとも交流があったというほど、思い入れは強い。

 松谷は登壇当初から感極まった表情を浮かべていたが「慎太郎さんと出会って一緒に歩んできたのは4年ぐらい。僕にとって宝物のような時間でした」と声を振り絞ると「映画が完成して、一人でも多くの人が慎太郎さんのことを知っていただけるように公開まで、自分のできることを引き続き全力でやっていきたいです」と横田さんへのメッセージを送ると、こらえきれずに涙を流す。

 さらに松谷は「慎太郎さんは、とてもまっすぐな人なのですが、どこか天然で抜けているところもある方なんです」と横田さんのチャーミングさに触れると「目の前のことを一つ一つ一生懸命に大切に毎日を過ごされている人でした」と振り返り「公開まで慎太郎さんに見守っていただけたらうれしいです」と懸命に語っていた。

 メガホンをとった秋山監督は「横田さんがスクリーンで映画を観ることを楽しみにしていると話していたんです」と声を詰まらせると「結果的にそれが果たせなかったことに悔いが残ります」と後悔をにじませつつも「松谷鷹也という新人をはじめ、すごい俳優が集まって出来上がった映画。そのことが奇跡です」としみじみ。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください