吉永小百合、124本目の出演映画公開に感慨 主演作の公開前夜は「胃がしくしく痛むような思いでした」
俳優の吉永小百合が31日、都内で行われた映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(阪本順治監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』初日舞台あいさつ
俳優の吉永小百合が31日、都内で行われた映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(阪本順治監督)の初日舞台あいさつに登壇した。
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社会派から人間ドラマまで幅広いジャンルを手がける阪本監督の最新作となる今作は、1975年に世界最高峰・エベレストの女性初登頂という偉業を達成した登山家・田部井淳子の壮絶な半生をもとに、圧倒的なスケールで描く感動のヒューマンドラマ。主演の吉永とは、2012年公開の『北のカナリアたち』以来13年ぶり。再びタッグを組む今回は、両者の信頼と情熱が結実し、山を舞台にした壮大な“人生の物語”を描く。
物語の主人公・多部純子を演じた吉永は、悪天候の中、来場した観客に向け「今日はありがとうございます。このお天気の中、大変な思いをして初日のここに来ていただいたことと思います」と感謝。
続けて、「私は124本目の(出演)映画になります。昔は、このような初日舞台あいさつなどはなかったんです。ここのところ、こういう形で舞台あいさつに出演させていただき、毎回次の日のことを思うと、胸がドキドキしてしまいます」と話すと、「昨日は特に天気予報で『明日はむずかしい天気になるだろう』という予報があったので、胃がしくしく痛むような思いでした。準備から3年くらいかかって、やっとみなさんのお目にかかるということはとてもうれしいことです」と公開初日の心境を語った。
「てっぺんの向こうには、誰が、またはどんな大切なものがある?」というテーマのフリップトークでも、「観客の皆様がいる」と回答。「初日に全国でこの映画を見てらっしゃる方もいると思うので、とてもありがたく、うれしく思っています」と話し、「先ほどからみなさまに感謝の思いをお伝えしましたが、いつまでの胸の中に残っています。みんなで一生懸命作りましたので、どうぞどうぞ、あったかい気持ちになっていただけたらと願っています」とメッセージを送った。
舞台あいさつには、佐藤浩市、天海祐希、のん、木村文乃、若葉竜也、工藤阿須加、茅島みずき、阪本監督も登壇した。
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