福山雅治、アーティスト活動の源泉は祖母「影響があるのかなと考えるんです」
アーティストで俳優の福山雅治が31日、都内で行われた特別展「大絶滅展」報道発表会に出席した。

年齢重ね「『何のために生まれて、どうやって死んでいくのか』を考えるように」
アーティストで俳優の福山雅治が31日、都内で行われた特別展「大絶滅展」報道発表会に出席した。
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本展示会のスペシャルナビゲーターを務める福山。これまでもNHKのドキュメンタリー番組『ホットスポット 最後の楽園 ~地球・生命の物語~』で、絶滅の危機にある野生動物たちの驚きの生態や進化の不思議を、現地に赴き壮大なスケールで伝えてきた経歴がある。
福山は「僕の母方の祖母がミカン畑をはじめ、米も牛もいた。祖母の家は土間でしたし、囲炉裏もあった。木炭を使っていたんです」と幼少期の話をすると「子ども心にいい場所だなと思っていたのと同時に、生きていくのが決して楽ではないという思いもありました。なので僕は自然に触れるとき、美しいものを見ることはもちろんなのですが、その厳しさや、自然がいまどうなっているのか、また将来どうなっていくのか……という視点を持ちながら接してきました」と自然と向き合うスタンスを語った。
また福山は「年を重ねていくたびに、自分は『何のために生まれて、どうやって死んでいくのか』を考えるようになったんです」と現在の心境を述べると、「今回の人生で担わせてもらっている僕の役割を考えたとき、母や祖母のルーツをたどりました。そのなかで、僕の家系は音楽を作ったり、お芝居を作ったりする家系ではなかったのですが、祖母は自然という舞台で、ミカンなどの農作物を作っている。それはアーティスティックな活動なのかなとも思ったんです。ちょっと無理がありますが、僕がいまこうした活動をやらせてもらっているのは、祖母の影響があるのかなと考えるんです」と語る。
だからこそ、自然と人間という関係性を「しっかりと伝えていくことが自分の役割の一つなのかな」と福山は語っていた。
特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」は、地球に生命が誕生してから40億年の間に起きた、大量絶滅を、化石や岩石に残されたさまざまな証拠からひも解き「生き物たち」の生存をかけた進化の歴史に迫る。
福山は「生き残ったもの」に対して「与えられたものと、自分で一生懸命頑張ってつかんだもの。その両方がないと生き残ってこられなかったのかなと思うんです」としみじみと語っていた。
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