NHK北野剛寛アナ、全国手話検定3級に合格 聴覚障がいの後藤佑季アナ「左耳に人工内耳をつけて」

11月15日に開幕する聴覚に障がいがある人の国際スポーツ大会「デフリンピック」を前に、メディア説明会「東京2025デフリンピック関連の番組・ユニバーサルサービス」が31日、NHKで行われた。東京2025デフリンピック開会式特番担当の北野剛寛アナウンサーは全国手話検定3級に合格したことを報告した。

メディア説明会に出席した北野剛寛アナウンサー(左)と後藤佑季アナウンサー【写真:ENCOUNT編集部】
メディア説明会に出席した北野剛寛アナウンサー(左)と後藤佑季アナウンサー【写真:ENCOUNT編集部】

メディア説明会「東京2025デフリンピック関連の番組・ユニバーサルサービス」に出席

 11月15日に開幕する聴覚に障がいがある人の国際スポーツ大会「デフリンピック」を前に、メディア説明会「東京2025デフリンピック関連の番組・ユニバーサルサービス」が31日、NHKで行われた。東京2025デフリンピック開会式特番担当の北野剛寛アナウンサーは全国手話検定3級に合格したことを報告した。

【特集】薄毛治療が新時代突入!? オーダーメイド治療が持つ可能性

「デフリンピック」は、聴覚に障がいのあるアスリートたちの国際スポーツ大会で、4年に1度開催。11月15日に開幕する今大会は、日本初開催かつ100周年の記念大会に位置づけられている。

 スポーツ実況やプロ野球実況を担当する北野アナウンサーは、「私、実は全国手話検定3級に合格をしました。今、手話通訳養成講座の初級で頑張って手話を学んでいます。今回このデフリンピックが東京で行われるということで、何か力になりたいなと思っていたところに、今回開会式の司会をさせていただくということで、一生懸命、選手や競技の魅力をお伝えできたらなと思って今張り切っております」と意気込みを語った。

 後藤佑季アナウンサーは「私は転職4年目ですが、東京パラリンピックに向けた障がいのあるレポーターとして活動した後、アナウンサーをしています。聴覚障がいが生まれた時からあり、左耳に人工内耳をつけて仕事、生活しております」と、実際に装着した姿を披露した。

 さらに、取材を通じて印象的だった言葉として「選手の方々が『自分のプレーを見てほしい。でも一番はデフリンピックや聴覚障がいのことを知ってほしい』とおっしゃっていた」と紹介。「どうしてもコミュニケーションの障がいなので、私も今見えるようにあえて髪の毛セッティングしてるので見えると思うんですけれども、髪の毛下ろしたら、聴覚障がいがあるっていうことに気づかないと思うんです。この番組の中でも、選手の皆さんや競技の魅力についてもたくさんお伝えする予定なので、応援に行こうって思っていただけるような番組になるように頑張りたいと思います」と話した。

 なお、説明会では、Eテレ編集長 コンテンツ戦略局の石塚利恵専任部長、『ハートネットTV』担当の池間昌人アナウンサー、千葉美乃梨アナウンサー、『手話CG』担当のメディアイノベーションセンター佐々木望さんも出席した。

次のページへ (2/2) 【写真】左耳に人工内耳をつけて仕事をする後藤佑季アナウンサー
1 2
あなたの“気になる”を教えてください