小説家・松井玲奈が「コミックコンテスト」で特別審査員 「楽しい漫画にたくさん出会えた」と笑顔

俳優で小説家の松井玲奈が29日、都内で行われた「2025 国際縦読みコミックコンテスト」授賞式に参加した。

授賞式に参加した松井玲奈【写真:ENCOUNT編集部】
授賞式に参加した松井玲奈【写真:ENCOUNT編集部】

「2025 国際縦読みコミックコンテスト」授賞式

 俳優で小説家の松井玲奈が29日、都内で行われた「2025 国際縦読みコミックコンテスト」授賞式に参加した。

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 本コンテストは、近年、電子書籍市場が拡大傾向にある台湾市場において、優れたクリエイターを発掘し、日台共同制作による国際的な作品を創出することを目的とした、台湾クリエイターを対象とする縦読みフルカラーコミックコンテスト。

 松井は、本コンテストで特別審査員を務めた。松井と言えば、アイドルグループ・SKE48で活躍した後、俳優としてさまざまな映画やドラマに出演。さらに、2018年には「小説すばる」にて自身初の短編小説『拭っても、拭っても』が掲載され小説家デビュー。その後も『カモフラージュ』『累々』『カット・イン/カット・アウト』などを執筆している。

 松井はノミネート作品をすべて読んだといい、佳作に選ばれた3作品に対して「どの作品にもすごく魅力的なポイントがありました。ホラーであったり、人の夢を叶えるというものだったり、私自身が漫画やアニメゲームがすごく好きなので、すごく親しみのある乙女ゲームというものをテーマにした作品だったり。どの作品もとても楽しく読むことができて、さらに物語の続きを早く読んでみたいなという気持ちになった3つの作品でした」と評価。

 続いて、松井自身が選考したという「特別審査員賞」について「まず、1ページ目を見た瞬間からすごく心を引きつけられる作画に夢中になりました」と語ると「私自身が日本で生まれ育っていたので、文化的な違いという意味で、お葬式の時に紙の人形を作って人を送り出すという、その文化を知ることができたのが、新たな発見でもあり、その紙の人形が物語の重要なキーになっているというのが、すごく魅力的で。この物語がどうなっていくのか、とても気になる部分でありました」とコメントした。

 また、残念ながら金賞受賞作品は「該当者なし」となったが、審査員として参加したことに松井は「私自身がこの国際縦読みコミックコンテストに参加させていただいて、たくさんの作品に触れることができました。受賞された皆さんの作品は心に刻まれ、そしてこれから先の続きがとても気になる、楽しい作品でした」と賛辞を贈ると「今、日本の電車の中に乗ると多くの方が縦読みのコミックスを読んでいるなと感じています。今回の作品の一つひとつが、たくさんの方に読んでいただける機会を持つことができたらうれしいなと私自身も感じています。とても楽しい漫画にたくさん出会えてうれしかったです。本当にありがとうございました。そして皆さん、おめでとうございます」と笑顔で語っていた。

 各受賞者は以下の通り

<金賞>
■該当作品なし

<銀賞>
■悪に1ポイント(著者名:Udalin、ジャンル:BL)
■地獄で何かが起こっている(著者名:Jin Yun、ジャンル:ファンタジー・SF)

<特別審査員賞>
■紙で縫い合わせた人形(著者名:竹川獅、ジャンル:ファンタジー・SF)

<読者人気賞>
■地獄で何かが起こっている(著者名:Jin Yun、ジャンル:ファンタジー・SF)

<佳作>
■「死体の目」(著者名:楊白、ジャンル:BL)
■ビーストドリームトラベラー(著者名:白大與哈鴿、ジャンル:ファンタジー・SF)
■これは乙女ゲームではありません(著者名:芽露、ジャンル:恋愛・ロマンス)

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