泉ピン子、共演歴ある出演者に「初めましてよね」 “勘違い”にも前向き「年を取るって余計なことみんな忘れちゃって」

俳優の泉ピン子が28日、都内で行われた声舞劇『終活を始めた途端、55歳の息子が帰ってきました』記者発表会に佐藤隆太、星野真里、あめくみちこと共に参加した。

記者発表会に登壇した泉ピン子【写真:ENCOUNT編集部】
記者発表会に登壇した泉ピン子【写真:ENCOUNT編集部】

佐藤隆太&星野真里は「共演させていただいてますよね」

 俳優の泉ピン子が28日、都内で行われた声舞劇『終活を始めた途端、55歳の息子が帰ってきました』記者発表会に佐藤隆太、星野真里、あめくみちこと共に参加した。

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 本舞台は、保坂祐希による書き下ろし小説『「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました』を原作にした、笑いと涙のハイエイジ・エンターテイメント作品。かつて母に暴言を吐いて家を飛び出した息子・達彦(佐藤)が55歳になり突然帰ってきたことから起こる母親・晴恵(泉)との騒動を描く。

 泉は“声舞劇”という「声が舞うように」と言うコンセプトに「“せいぶげき”というと、どうしても『夕陽のガンマン』を思い浮かべちゃうわよね」と西部劇をイメージするというと「この言葉は定着させるのは無理だね。朗読劇でしょ」と一刀両断して会場を笑わせた。

 さらに泉は、佐藤、星野、あめくに対して「初めましてですよね」と“初共演”であることを強調するも、佐藤は「『里見八犬伝』で共演させていただいていますよね。先ほどごあいさつするとき、ピン子さんが『はじめまして』というような感じだったので、食い気味で『お久しぶりです』と言ったんです」と裏話を明かすと、星野も「共演させていただいていますよね」とつぶやいた。

 苦笑いを浮かべる泉は「『里見八犬伝』はタッキー(滝沢秀明)が主演だったことしか覚えていないわ」とつぶやくと、「年をとるのっていいわよね。余計なことはみんな忘れちゃって。でもこれから初めてましてのように育んでいけばいいのよ」とポジティブに捉えていた。佐藤も「新鮮な気持ちで取り組めますね」とフォローしていた。

 そんな“ピン子節”全開の会見だったが、泉は「60才になったとき、セリフ覚えが難しくなってきて、朗読劇に目を付けたんです」と朗読への取り組みに力を入れたことを明かすと「2年間かけて『すぐ死ぬんだから』で日本中を回ったんです。そのとき舞台と違って手応えがありました。北川景子ちゃんが『今まで観たなかで、一番良かったです』と言ってくれたんです。ものすごく声が通るって。それは、若いころからマイクを使わずに3階席の奥まで届くように鍛えられたおかげです」としみじみ語っていた。

 また全国を回る理由について泉は「朗読劇って舞台装置にお金がかからない。どこでもやれる。私は日本全国のファンの方に育ててもらった。その恩返しをしたいんです」と思いを述べていた。

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