ももクロ佐々木彩夏がプロデュース LumiUnion、改名を経て見据える全国への「笑顔の輪」
ももいろクローバーZの佐々木彩夏がプロデュースを務めるアイドルグループ・LumiUnion(ルミユニオン)は、今年6月に浪江女子発組合から改名して活動の幅を広げている。個性豊かなメンバーたちが目指すのは、全国で愛されるグループだ。

ギガソニでは怒とうの6曲連続披露
ももいろクローバーZの佐々木彩夏がプロデュースを務めるアイドルグループ・LumiUnion(ルミユニオン)は、今年6月に浪江女子発組合から改名して活動の幅を広げている。個性豊かなメンバーたちが目指すのは、全国で愛されるグループだ。(取材・文=小田智史)
LumiUnionは、東日本大震災の復興支援を目的としたグループ・浪江女子発組合が前身で、“あーりん”の愛称で知られるももクロの佐々木がプロデュースを担当。「眩しい(Lumi=光)×仲間(Union)」を掲げ、王道アイドルのメロディーと一体感のあるダンスで、初めての人でも楽しめる青春スクールテイストのライブを魅力としている。
現メンバーは佐々木、内藤るな、播磨かな、田中咲帆、雪月心愛、里菜、千浜もあな、青山菜花の8人。佐々木を除く7人で出演した10月18日の大型アイドルイベント「GIGA・GIGA SONIC presented by UtaTen/チェキチャ~推ししか勝たん!君と僕とのギガ推し祭~」では千葉・幕張メッセのメインステージ(ギガギガステージ)に立ち、最新曲の『ナツコイ前線』で口火を切ると、MCをはさんで『それぞれのハタ』『We are the One』『恋メラ』『またキミと』『Cheeful Butterfly』『会いに行っていいですか』と怒とうの6曲連続披露で会場を盛り上げた。
播磨「ギガソニに出演できたことも光栄ですし、幕張メッセという大きなステージでパフォーマンスできる機会はなかなかないので、すごくありがたかったです。豪華な出演者の方々の中で、私たち7人だけでステージに立って盛り上げられたのは貴重な経験をさせていただいたなと思います。このチャンスを逃さないように、少しでもLumiUnionのことをいいなと思っていただけるように、メンバー一丸となって頑張っていきたいです」
里菜「この大きい会場でファンの方の声が聞こえてゾクゾクとしました。今回6曲連続とLumiUnionではあまりやったことのないセットリストで、あえて6曲やるという挑戦でもあったので、自分たちの中でも気合いが入ったライブでした。それが、ファンの方や初めて見る方から声援として返ってきて、自分たちの思いが届いているのかなとうれしくなりました」
あーりんは“お姉ちゃん”のような存在
今年6月、グループのさらなる発展と地域社会への貢献を目指し、浪江女子発組合からLumiUnionへと改名。「小さな支援の“たね”をまきながら、未来に希望の光を咲かせていく」ことをコンセプトにしている。
播磨「グループができた当初、福島県の浪江町から全国へ笑顔の『輪』、浪江町の『輪』を広げていこうというコンセプトで活動してきました。LumiUnionに改名してからは、浪江町の皆さんと一緒に育ててきた笑顔の『輪』をより全国に広げようということで、これまであまりフェスにも出演したことがなかったんですけど、いろんなフェスに出させていただいて、ギガソニも私たちの新たな一歩になったんじゃないかなと思います」
プロデューサー兼メンバーの佐々木は、言わずと知れた人気グループ・ももクロで活躍するスーパーアイドル。一緒に活動する他のメンバーたちにはどのように映っているのか。
播磨「私たちはあーりんのバックダンサーにつかせていただくことも多くて、その時から『みんな、目立っていいんだよ』『それぞれが個性を出して輝いていいんだよ』とよく言ってくださります。LumiUnionは8人がそれぞれの光を放って、それが1つになってより大きな光を生み出すという形でやらせていただいているので、個性が際立つように頑張っています。あーりんは……、めっちゃ食べます(笑)」
里菜「差し入れの量がすごいです。ご飯とかも、『からあげあるの?』って一番にモグモグ食べていたり(笑)」
播磨「あーりんは先輩なので、『先にいただいてもいいですか?』と聞くこともあるんですけど、先輩が自分から(先に)いってくださるので、私たちも食べていいんだってなれます(笑)」
里菜「先輩として引っ張ってくださりつつ、身近にいてくれるような存在です。すごくフレンドリーで、私たちにも気を遣わせないように、優しく接してくれます」
播磨「ももクロさんのメンバーとしてすごく異次元の存在で、すごい方だと言うのは重々承知しているんですけど、同じメンバーとして活動すると、『もしかして私たちのお姉ちゃんだったのかな!?』みたいな感じで(笑)。心が広くて本当に尊敬します」
LumiUnionの良さは「ファンの方との距離感の近さ」
新たな一歩を踏み出したLumiUnion。思い描く目標やアピールポイント、ファンへのメッセージを聞いた。
播磨「最近は7人だけでも活動させていただくことが増えました。フリーイベントとか、少しでもLumiUnionが気になった方がいらっしゃったら気軽に足を運べるイベントを開催しているので、少しでもLumiUnionを好きになって、ライブを見に行きたいと思ってくださる方がどんどん増えたらいいな、というのが直近の目標です」
田中「9月に配信リリースした『ナツコイ前線』は、私たちにはなかった夏曲で、アイドルらしいかわいさが特徴です。たとえば、頑張る女の子も元気をもらえる曲だし、朝から聞いて『今日も1日頑張ろう』となれるはず。ライブでもたくさん披露しているので、サブスクを含めてチェックいただけたらうれしいです」
千浜「LumiUnionの良さは、メンバーがみんな仲がいいところだと思うので、そこを注目して見ていただけたらうれしいです。私自身は今、歌をすごく頑張っていて、『ナツコイ前線』の落サビ前の『せーの』というところで咲帆ちゃんと見つめ合うところがお気に入りです」
雪月「LumiUnionに改名してこの8人が全員“初期メン”ということで、浪江女子発組合では途中加入メンバーでおしとやかなお姉さん、しっかり者でいようという気持ちもあったんですけど、あざといが本領なので(笑)、『あざとみーあ』を全開でいけるように頑張っています。私のことを見て、ぜひ釣られちゃってください!」
内藤「フェスにも出演する機会が増えて、少しでもLumiUnionのことを気になってくださった方がいらっしゃいましたら、フリーイベントなども行っているので、ぜひ遊びに来ていただけたらうれしいです。これからも応援よろしくお願いします!」
青山「私は最年少で最初のころは緊張しちゃっていたんですけど、あーりんが『伸び伸びやっていいよ』と言ってくださって、ライブでもあーりんの背中を追いかけながらみんなでパフォーマンスをしているので、ぜひそんな姿を見に来ていただきたいです。LumiUnionの良さはファンの方との距離感の近さ。小さい子を含めて気軽に遊びに来てください!」
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