中山優馬、大阪松竹座で発生の“死んだふり事件”を暴露 浜中文一との思い出を回想

俳優の中山優馬が24日、舞台『スイートホーム ビターホーム』の取材会に登場。デビュー当時からステージに立ち続けてきた大阪松竹座への思いを語った。

取材会に登場した中山優馬【写真:ENCOUNT編集部】
取材会に登場した中山優馬【写真:ENCOUNT編集部】

舞台『スイートホーム ビターホーム』の取材会

 俳優の中山優馬が24日、舞台『スイートホーム ビターホーム』の取材会に登場。デビュー当時からステージに立ち続けてきた大阪松竹座への思いを語った。

 松竹創業百三十周年を記念した作品として12月6日~14日に大阪・大阪松竹座、12月20日に石川・北國新聞赤羽ホール、12月26~29日に東京・シアターHで上映される同舞台は、欠陥住宅問題に立ち向かいながら「信頼とは何か」というテーマに迫っていく藤井清美(作・演出)のお仕事コメディー第3弾。主演を中山が務めるほか、秋元才加、藤野涼子ら豪華なキャストが揃い、家をテーマに希望と不安をユーモラスに描く。

 ハウスメーカーの営業担当・努力良介役を演じる中山。役柄と自身を比べて「2つ以上のことを同時にやることが苦手で不器用な一面をもった役ですが、対仕事という意味で信じたいものや成し遂げたことに対する思いは共感するところが多々あります」と共通点を挙げる。続いて、「ハウスメーカーという仕事内容は自分の世界とはかけ離れているので、これから勉強しないといけないなとは思っています」と座長として意欲を見せた。

 大阪公演が開催される大阪松竹座は、2026年に閉館することが決定。同舞台は大阪松竹座のサヨナラ公演としても上映される。デビュー当時から通っていたという大阪松竹座について中山は「僕は12歳、13歳の頃から毎年松竹座に出させていただき、夏と冬は毎年コンサートもやらせてもらいました。松竹座に育ててもらったと思っています。当時は小さな楽屋から先輩方がメイン楽屋にいて、憧れていました。歳を重ねていくごとに近づき、やっと入れた!みたいな習慣もありました。実家から電車で通っていたことを昨日のように覚えています」と回顧。

 また、当時の思い出として「大浴場が楽屋にあるんですけど、当時はみんなで入り、浜中文一くんが一番最初に入って全裸で死んだふりをするんです。後輩がそれを見つけて『大丈夫ですか?』というのを1か月毎日やっていました(笑)」と暴露して会場の笑いを誘った。

 最後に光GENJIの元メンバーで俳優の佐藤アツヒロに促され、中山が締めのあいさつ。「この作品はチームプレーが重要だと思っています。世の中を生きていく上で、1人では生きていけないところも含め、チームプレーや家族の支えがあると思いますが、妥協せずに生きていくのが難しいと思うんです。生きることは妥協の連続で、その中でも譲れないところやプライドと戦い、そこに立ち向かっていくところが自分の中にあります。今回はコメディーですが、ただ笑える話ではなく、大変な人生や自分の役職、立場とかそういうものを一生懸命生きていく姿が見えたり、人間って面白いなと思えるコメディーになっていますので、劇場でそのリアルな空間を楽しんでもらいたいと思います。劇場でお待ちしております」とアピールして最後を締めくくった。

 同取材会には中山のほか、秋元、藤野、井上拓哉、舞羽美海、瀬戸カトリーヌ、駿河太郎、佐藤、藤井も出席した。

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