新実彰平参院議員、「企業・団体献金の禁止」トーンダウンに本音「モヤモヤしてた」 古巣でぶっちゃけ…共演者から心配の声も

元関西テレビアナウンサーで参院議員の新実彰平氏(日本維新の会)が23日、古巣の『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演した。昨年10月の退社直前まで番組の生活・情報コーナーを担当しており、凱旋となる中、自民党と維新の「連立合意」についての思いなどを語った。

関西テレビ【写真:ENCOUNT編集部】
関西テレビ【写真:ENCOUNT編集部】

『旬感LIVEとれたてっ!』に凱旋

 元関西テレビアナウンサーで参院議員の新実彰平氏(日本維新の会)が23日、古巣の『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演した。昨年10月の退社直前まで番組の生活・情報コーナーを担当しており、凱旋となる中、自民党と維新の「連立合意」についての思いなどを語った。

 MCの青木源太アナは「関西テレビ、この『とれたてっ』のスタジオが古巣だからこそ、本音で話してほしいと思いまして」と、出演者に「建前」「本音」の札を用意。「本音」ではないと思われる発言の際は、「建前」札で圧をかけると予告した。新実氏は「橋本さん、テレビっぽいね」と話しかけ、進行を務める同局・橋本和花子アナは「テレビですから」と返答。それでも、新実氏は「演出的にちょっと申し訳ないですけど、『建前』札は出ないと思いますよ」と宣言した。

 7月に初当選した最年少36歳の新実氏は、日本維新の会と自民党の連立を知ったのは「ほぼ皆さんと変わらないタイミングで」とし、15日に日本維新の会・吉村洋文代表が首相就任前の高市早苗自民党総裁と会談し、直後に会見で「連立を視野に入れた政策協議に入る」と発表があったことで「我々も『そうなのか』という受け止めをしました」と明かした。青木アナから党員の“自民党アレルギー”を聞かれると「自民党さんについて複雑な感情を持っている人は当然、たくさんいると思います。私自身も自民党からこの道を選ぶという選択肢は全くなかったので」と話した。

 連立合意時点で「企業・団体献金の禁止」について後退、先送りとなったことについて、新実氏は「正直、モヤモヤしてたところです。我々のこれまで強く強く皆さんに申し上げていたことから考えると、トーンが落ちてるっていうのは間違いない事実だと思います」と明言。「『維新がこの旗を降ろすんであれば、私、維新にいられないな』と思うぐらい、本当に大事な大事な自分の中で維新を選んだ理由なので。連立の中に入ったとしても、自民党さんと戦わなければいけない」などと熱く語った。

 辛口で知られるメッセンジャー・黒田有が「本音やと思う。1年生議員なんで、いま『自分が背負ってる』っていう気持ちがグッと出てしまってるから、逆に先輩らに『お前、しゃべりすぎや』って怒られへんかなと思って。本音出し過ぎてもよくないんじゃないか」と心配するほど。新実氏が「気を付けます」と言うと、ジャーナリストの青山和弘氏は「新実さんの良さってそこなんで。あんまり建前言うと、がっかりする人も多いから」と発言すると、新実氏は「議席と票の重みは一緒ですので。そこは責任をもって」と話した。

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