【風、薫る】多部未華子、ヒロイン以来の16年ぶり朝ドラ出演決定「少しでも成長した姿を見せなければと」

NHKが24日、2026年度前期の連続テレビ小説『風、薫る』の新たな出演者を発表し、俳優・多部未華子が大山捨松を演じるとした。捨松は“鹿鳴館の華”と呼ばれた、時代を象徴する貴婦人。りんと直美の人生に多大な影響を及ぼす人物。ヒロインを務めた2009年の『つばさ』以来、16年ぶりの朝ドラ出演となる。

大山捨松を演じる多部未華子
大山捨松を演じる多部未華子

“鹿鳴館の華”と呼ばれた、時代を象徴する貴婦人

 NHKが24日、2026年度前期の連続テレビ小説『風、薫る』の新たな出演者を発表し、俳優・多部未華子が大山捨松を演じるとした。捨松は“鹿鳴館の華”と呼ばれた、時代を象徴する貴婦人。りんと直美の人生に多大な影響を及ぼす人物。ヒロインを務めた2009年の『つばさ』以来、16年ぶりの朝ドラ出演となる。

 作品は俳優の見上愛と上坂樹里がダブルヒロインを務め、明治時代に看護の世界に飛び込んだ2人が“ダブルヒロイン”となるバディードラマ。看護師という職業の確立に大きく貢献した実在の人物、大関和(おおぜき・ちか)さんと鈴木雅(すずき・まさ)さんがモチーフとなる。見上は大関さんがモチーフの一ノ瀬りんを、上坂は鈴木さんがモチーフの大家直美を演じる。

 多部は出演の意気込みをコメントした。

「この度は朝ドラに出演させていただけること、大変うれしく光栄に思います。ヒロインのお二人に影響を与える、とてもすてきな役どころであることにとっても緊張しており、今からドキドキしています。スタッフの皆様や役者さんたちの力をお借りしながら素敵な作品の一部になれるよう精いっぱい努めたいです。見上さんと上坂さん、お二方と明治時代の世界でお会いできること、とても楽しみにしています。そして、心から応援しています。私はただひたすら頑張ります」

 2009年の朝ドラ『つばさ』でヒロインを務めた際の思い出も紹介した。

「朝ドラのヒロインを務めさせていただいたのは……もう16年も前!? と昔のことで驚きを隠せません。当時お世話になったスタッフの方が今回の現場にもいらして、少しでも成長した姿を見せなければとただならぬプレッシャーを視線から感じております。まるでNHKの職員のように毎日毎日スタジオに通う日々は今となっては何にも代えられない経験で、スタッフみんなが家族のように思える宝物のような時間を過ごせたなと今、思い出してもグッときます」

 作品は、看護がテーマのひとつ。看護に関わる仕事との接点や思い出などについても紹介した。

「入院経験はほとんどない私ですが、出産時の看護師さんにはたくさん救われたことを数年経った今も鮮明に覚えています。初めての経験ばかりで戸惑い、全身が痛かったりする中で、ほんの些細な声かけやアドバイスに何度も何度も助けられました。白衣の天使という言葉がありますが、まさにその名の通りだと思います」

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