石田ゆり子、28年の時を経て明かされた『もののけ姫』裏話に仰天 オファーの理由は「宮崎駿のタイプ」「声じゃない顔」

俳優の石田ゆり子が20日、都内で行われた映画『もののけ姫』の4KデジタルリマスターIMAXプレミア試写会舞台あいさつに登壇。主人公・アシタカ役の松田洋治、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと作品の裏話を披露した。

舞台あいさつに登壇した石田ゆり子【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した石田ゆり子【写真:ENCOUNT編集部】

4KデジタルリマスターIMAXプレミアでの公開に「幸せに思っています」

 俳優の石田ゆり子が20日、都内で行われた映画『もののけ姫』の4KデジタルリマスターIMAXプレミア試写会舞台あいさつに登壇。主人公・アシタカ役の松田洋治、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと作品の裏話を披露した。

 宮崎駿監督作品『もののけ姫』は、1997年7月12日の初公開時に観客動員1420万人、興行収入193億円という前人未到の大ヒットを記録。社会現象を巻き起こし、四半世紀以上が経った今もなお、多くの人々を魅了し続けている。この度、スタジオジブリが監修した最高画質の4Kデジタルリマスターとして、IMAXスクリーンに蘇ることになった。

「もののけ姫」ことサンを演じた石田は、「28年も経って、このような形でまた『もののけ姫』を見ていただけることを幸せに思っています」と感慨深そうにコメント。28年前のオファーを振り返り、「ある日、事務所に行ったら鈴木さんがいらっしゃっていて、私の当時のマネージャーと話をしていたんです。私はスタジオジブリと聞くだけで『何が起こるんだろう?』と頭がわーっとなって、自分の案件とも思いませんでした。こんなお話をいただいて、天にも昇るほどうれしかったんですけど、『なぜ私なんだろう?』と思いました」と語った。

 この発言を受け、鈴木プロデューサーは、「簡単に言うと監督が宮崎駿でしょ。(石田が)宮崎駿のタイプだったんですよ。それが理由です」と告白。石田が驚いていると、「『もののけ姫』の前の作品、『平成狸合戦ぽんぽこ』高畑勲監督作品のヒロイン(おキヨ)をやってもらう、その時、宮崎駿が石田さんにあいさつをした。鼻の下が長くなっていてね。僕はそれを見逃さなかった。サン役を誰にやってもらうか悩んでいたのですが、『これだ!』と思った。声じゃない顔。そんなことを今思い出しました」と今だから話せるエピソードを披露し笑った。

 同作は、24日から全国のIMAX劇場にて期間限定で上映される。

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