“ギャップ”が魅力の女性キャラ3選 「まさに究極」の声があがったキャラも?
キャラクターの魅力を語るうえで欠かせないポイントのひとつに「ギャップ」がある。とくにクールなキャラの人間らしい一面は破壊力のあるギャップだ。そこで今回はクールさとかわいさ・人間らしさを兼ね備えた魅力的な女性キャラを振り返ってみよう。

クールだからこそ人間味ある意外性に惹かれる
キャラクターの魅力を語るうえで欠かせないポイントのひとつに「ギャップ」がある。とくにクールなキャラの人間らしい一面は破壊力のあるギャップだ。そこで今回はクールさとかわいさ・人間らしさを兼ね備えた魅力的な女性キャラを振り返ってみよう。
まず、『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)に登場するニコ・ロビン。麦わらの一味の一員で、ミステリアスな雰囲気で頭が良く頼りがいのある姉御肌の女性である。
そんなロビンの意外な一面が垣間見れたのは、アニメ278話だ。海軍にとらわれたロビンのもとに麦わらの一味が駆けつけたときである。ロビンを助けるため、彼女自身の意思を聞きたい主人公のモンキー・D・ルフィは「生きたいと言えェ!」とロビンに訴える。この訴えに対してロビンは、「生ぎたいっ!!」と顔をクシャクシャにして泣き叫んだ。普段はクールなロビンから想像できないような表情に、衝撃を受けた人も多いだろう。
また、376話でニキュニキュの実の能力者バーソロミュー・くまと麦わらの一味が対峙した際も、彼女の新たな一面を見ることができる。くまが掌に肉球を持つ「肉球人間」だと知った際、仲間たちが肉球人間を想像できないでいるなか、ロビンだけは真顔でかわいらしい猫の様子を思い浮かべていた。
そんな彼女の天然な一面に、ネット上では「意外とメルヘン」「可愛すぎる」といった声があがっていた。
また『新世紀エヴァンゲリオン』(作:庵野秀明)のヒロイン・綾波レイもギャップが魅力的なキャラのひとりだ。「アヤナミスト」という言葉が生まれるほど多くのファンを虜(とりこ)にしているのは、彼女のクールで無機質なイメージから垣間見える人間らしさもあってのことだろう。実際、ネット上では「クールさのなかから徐々に現れる女の子らしさがたまらなく可愛い」という声が多い。
登場時は感情表現が乏しくロボットのような印象だった彼女は、主人公・碇シンジとの出会いを通して徐々に人間らしさを見せるようになる。
たとえば、アニメ6話では熱戦の末、シンジが大破寸前の零号機から綾波を救うシーン。彼女の無事に涙を流して喜ぶシンジに対し、困惑した綾波は「こういうとき、どんな顔をすればいいのか、分からないの」とつぶやく。そんな綾波にシンジが「笑えば良いと思うよ」と答えたとき、彼女は初めてニッコリと笑うのだった。このシーンは、多くの人の心をつかんだ名シーンとして知られている。
そして『進撃の巨人』(作:諫山創)に登場するヒロインのミカサ・アッカーマンも、多面的な魅力が印象的なキャラクターである。物事や他人に関して無関心な彼女は、一見クールな印象のようにみえる。しかし、彼女にとって特別な存在である主人公エレン・イェーガーが関わるとさまざまな表情を見せてくれるのだ。
たとえば、初めてエレンが巨人化したとき。巨人の中から出てきた彼を抱きしめ、心臓音を聞いて生存が確認できたミカサは、安心のあまり声をあげて泣いていた。感情を出すことが少ない彼女が子どものように泣きじゃくる一面は、視聴者の心を揺さぶったに違いない。
さらに自身の無力さに失望したエレンをミカサが勇気づけたシーンも有名だ。「マフラーを巻いてくれてありがとう」と、幼いころエレンに命を救われたことへの感謝を口にしたとき、彼女は普段のクールな表情からは想像できないほどキラキラとした笑顔を見せた。そんなかわいいギャップに心を奪われた人も多いだろう。
ネット上では「究極で完璧なギャップ萌えキャラ」「ミステリアスなのにエレンに一途な気持ちが素敵」など、ギャップ萌え要素に魅了されるファンも多い。
クールな女性が持つギャップは、キャラの魅力を最大限に引き出す最強の武器なのかもしれない。
