「行儀悪すぎ」外国人客が新幹線で“荷物占拠”、注意を「完全無視」 車掌に怒って…連続トラブルにあ然
荷物を抱えて新幹線に乗車したら、「またこれー!!」。予約制の「特大荷物スペースつき座席」を事前に申し込んでいるのだが、無断で誰かのスーツケースが置かれていた。持ち主の欧米系の外国人は、スペースつき座席ではない席に座っている。この後に想定外の事態に発展してしまった。さらに、2人席にはアジア系の外国人たちが大きなスーツケースを置いて“占拠”したまま。本来予約していた子連れ女性らが乗ってくると「ベビーカーが置けない」と困ってしまい……。立て続けの荷物・乗車トラブルに遭遇した女性はあきれ返っている。

「『Sorry!』と、全く予約制であることを把握されていない様子でした」
荷物を抱えて新幹線に乗車したら、「またこれー!!」。予約制の「特大荷物スペースつき座席」を事前に申し込んでいるのだが、無断で誰かのスーツケースが置かれていた。持ち主の欧米系の外国人は、スペースつき座席ではない席に座っている。この後に想定外の事態に発展してしまった。さらに、2人席にはアジア系の外国人たちが大きなスーツケースを置いて“占拠”したまま。本来予約していた子連れ女性らが乗ってくると「ベビーカーが置けない」と困ってしまい……。立て続けの荷物・乗車トラブルに遭遇した女性はあきれ返っている。
座席後ろの荷物スペースが埋め尽くされるほどの大きなスーツケース2つがどんと置かれている。だが、2人席の座席には誰も座っていない。
「またこれー!! 荷物だけ置いて 違う席に座ってるし ここは予約した人が使えるスペースやっちゅうねん! こういうマナー守れへんのが イヤやねん。行儀悪すぎる!」
Xアカウント(やっこ @yakko7676)を通して女性は、相次いだトラブル事案を報告した。東海道新幹線の特大荷物スペースつき座席を予約して乗車。事前に抑えていたのは3人席の1席だった。一方で、「私の席の後ろに、欧米人と思われる方がスーツケースを1つ置いて、違う席に座っていました」。
品川駅で他の乗客が乗ってきて、残り1枠だったスペースつき座席の3人席は埋まったのだが、“異常事態”が加速する。ある外国人客が女性に対して「私はこの席だ!」と主張してきたのだ。結局はこの外国人客の勘違いだった。「乗る便を間違えて乗車していました。席が重複してることを携帯の翻訳を使って説明し、こちらのチケットを見せて、『あなたのチケットを見せてください』と伝えたところ、違う新幹線に乗られていたことが分かりました。その方は車掌さんに説明してチケット変更をしてもらっていました」。
一件落着かと思ったが、今度は予約者の分の荷物を置くスペースがなくなってしまった。そうすると、スペースつきを予約していないのに置かれているスーツケースに焦点が当たるようになる。誰かが声をかけなくてはいけない状況に……。
仕方なく、女性は動いた。「3人掛けの席の荷物スペースに置かれていた欧米人の方には、事情を説明をしに座席まで行って、荷物を自分の座席へ移動してもらいました。その欧米人は『Sorry!』と、全く予約制であることを把握されていない様子でした」。
気になったのは、予約されていない大きなスーツケースで占領されているスペースつきの2人席だ。「3人組の中国人の荷物でした。私のほうから『リザーブ(予約)!!』と注意しましたが、ほっとけ! と言わんばかりの顔をして無視して、真ん中あたりの座席に座っていました。全く相手にされず、同じ車両の他の外国人の方が心配してくださっていたぐらいでした」
そして、起きてほしくなかった最悪の事態が発生する。
車両が新横浜駅に到着すると、その予約者2人が乗ってきたのだ。「その2人席を予約されてた方は日本人で、1人は中年女性、もう1人は赤ちゃんを連れた若いママでした。しかし、『荷物が置けない!』『ベビーカーが置けない』となってしまいました。とりあえず 私たち3人席の荷物をなんとか押し込んでベビーカーを入れました。その時にも中国人たちに『後ろに来て!』と伝えようとしてジェスチャーをしたり、声をかけにいきましたが、完全無視でした」。
困り果てた乗客たちは行動に移す。「最終的にその中国人たちの大きな荷物2つを、デッキに出して、予約者の荷物を置いて、車掌さんが来られた時に事情を説明しました。車掌さんがスーツケース1つを転がして中国人たちのところへ歩いていくと、中国人たちは怒った様子で『自分の荷物をどこへやるんだ!』と言わんばかりの勢いで文句を言っていました。車掌さんは説明を重ねて、結局は残りのスーツケースも中国人が取りに来ました」。事のてん末を教えてくれた。

「全く聞き入れようとしませんでした」
空前のインバウンド来日ブームの一方で、新幹線の荷物トラブルやマナー違反が後を絶たない。ただ、海外の鉄道や交通機関のルールすべてを正確に把握することは難しい側面もあり、誰にでもミスや勘違いはあるもの。それに、海外客への偏見に結び付けることもあってはならない。鉄道事業者や観光業者など業界による、より有効なルール周知の対策が求められている。
仕事の関係で定期的に新幹線に乗る女性は「月に一度は特大荷物スペースつき座席を予約して乗車しますが、こんなゴタゴタはしょっちゅうです。中国人客が空いてる席に勝手に座っている。こんな現場にもしょっちゅう出くわします。ただ、今回は本当にひどすぎたのでSNSにアップした次第です。壁面に予約制だということは記載があるものの、それを指差ししてアピールしましたが、中国人たちは全く聞き入れようとしませんでした。荷物を置く床面の表示を、もっと分かりやすく記載するべきだと思います」と提案。そのうえで、「日本のマナーというものを、来日前に飛行機の中や何かしらの方法で全員にしっかりと周知できないものかと思います」と悩ましい胸中を明かした。
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