格闘技イベント「RIZIN」は19日までに公式Xを更新し、ネット上に投稿された悪質なパロディー映像に対し「商標権侵害」、「不正競争防止法違反」の可能性があると警告を行った。当該パロディーに格闘家たちからも怒りの声が寄せられている。

　とんでもないパロディーだ。「RITIN」と題された性的な映像がプライベートSNS上で販売されている。「RIZIN」のようなテロップも使用。映像ではリングを模したセットで行為が行われていた。

　RIZINはこの悪質な映像に対し、声明を発表した。

「当該投稿および動画についてですが

　(1)商標権侵害の可能性
株式会社ドリームファクトリーワールドワイドは総合格闘技イベントのRIZINの主催として「RIZIN」「RIZIN FIGHTING FEDERATION」等の商標権を登録保有しています。たとえパロディであっても、類似のロゴ構成・語感を想起させる場合は商標権の侵害と判断される可能性があります。

　(2)不正競争防止法違反の可能性
著名な表示を用いて混同や信用毀損を生じさせる行為は、不正競争防止法第2条第1項に違反します。
特に性的な内容を付加した改変はブランドの信用を毀損しており、差止請求・損害賠償の対象となる可能性があります。

　表現の自由は憲法上保障されますが、商標権や信用を侵害する場合は保護されません。加えて拡散意図や営利目的があることは明らかですので、商標権や信用を侵害しているかと存じます。

　従いまして、速やかに当該投稿及び動画を削除いただければと思います。応じていただけない場合は法的措置を検討することになります。
よろしくお願いいたします。
株式会社ドリームファクトリーワールドワイド」

　格闘家や関係者からは「誰だか知らねーけど、人が人生懸けてる大切なものに触れてくんじゃねーよ」「格闘技を汚すバカが1番ムカつくわ　こいつらの何が面白いのかが俺には分からない　品がねーわ」「お前さ俺たちが本気で向き合ってるものを小遣い稼ぎのネタとして汚すなよ　RIZINをネタにするならネタにされる覚悟とそれに見合った自己の価値を高めろ」「不謹慎。悲しい。許せません」などの声が上がった。